「読み書きそろばん」を遊びで覚える工夫 10選
先日、サンタさんに書いた子どもの手紙が見つかったので、当時のことをいろいろと思い出しました。
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小さい子のために読み書きや計算のドリルを買われる親御さんは多いと思いますが、お勉強のドリルは最小限にして、遊びの中で読み書きが身につくように誘導する方が親子ともどもストレスになりません。
幼稚園から小学校にかけて、わが家やお友だちの家で流行っていた読み書きそろばんに役立ちそうな遊びをまとめてみます。
スマホ時代にはもう時代遅れかもしれませんが(^^;)
- 読み聞かせ
- お友だちにお手紙
- お絵かきを絵本に
- 迷路で運筆練習
- すごろくを作る
- 車でしりとりや計算ごっこ
- 買い物に行かせる
- あいうえお表を手作り
- 地図はパズルやゲームで
- チョークで地面に落書き
- 焦って教え込まなくても
- おしまいに
読み聞かせ
これは今さら私が書くまでもなく、読み書きにも情緒形成にも効果大。
私も、セリフを覚えてしまうほど何度も読んだ本もありましたし、書店で購入するだけではなく、図書館で借りたりブックオフやヤフオクで買ったり、数え切れないほどの本を読みました。
お気に入りの本が出来ると、そこを起点に子どもの世界が広がります。
ただ、読み聞かせをしたから読み書きが万能になるのかといえば、わが家は上の子は得意になりましたが、下の子は読書を楽しめるようになるまでにはずいぶん時間がかかりました。(おそらく高校生になってから?)
下の子の時の方が余裕ができてたくさん読んだはずなのに、理由がいまだにわかりません。
お友だちにお手紙
仲のいいお友だちやお父さんにお手紙を書き始めると、自分から字を覚えるようになります。
鏡文字や多少おかしな字を書いても、うるさく言わずに「うわーすごいね!」。
幼稚園で、学年が変わるたびに担任の先生にお手紙を書くのが子どもたちの中で流行していました。年度によってはクラス委員さんが「B5の紙にお手紙を書いてください」と指定されて、委員さんがファイリングして先生にお渡しするようなこともありました。
大好きな先生宛てだったから、書きたいことはたくさんあったし、先生も過剰演技で喜んでくださって、子どもも楽しんでお手紙を書いていました。
お絵かきを絵本に
お絵かきだけでは同じパターンを量産することになりがちなので、簡単な文章を書いて絵本にするのもおすすめです。
「友だちと森に行って、宝を見つけたよ」みたいなお話で十分。
出来上がった紙の束をホチキスなどで冊子にしてあげると、本人も大満足。
絵本作りを始めたのは幼稚園の自由時間でした。先生の上手な誘導に感謝です。
お話を進めるために、知らない字を調べたり、登場する動物を図鑑や絵本で見てまねて書いたり…。
上の子は、後に小学校に入ってからその延長で紙芝居を作るようになりました。
夏休みの宿題にしてしまうと、義務になり苦しそうでしたが…。
迷路で運筆練習
上の子の勉強を見ている間に下の子に静かにしていてほしかったので(^^;)、迷路のドリルを与えておきました。
確認してみたら、公文の「めいろあそび」は既に絶版になっているんですね。残念。
最近売られている迷路のドリルは、頭の体操のような仕掛けがあるものが多いようですが、当時の公文の迷路ドリルは、ただひたすら鉛筆でゴールを目指す形式でした。
何冊もやって、鉛筆の運びがとてもしっかりしてきました。複雑な迷路になると、ある程度集中力を持続させる必要があったし。
書き方教室に行かなくても、迷路で運筆練習ができました。
↓ これなら公文の迷路と同じような効果が期待できそうです。
↓ こういう系統の本もよく買いましたが、運筆練習の効果はないですね。
脱線しますが…。
その後、遊び系のドリル好きが高じて、宮本算数教室のドリルに移行しました。
これも楽しみながら頭を鍛えるもの。親はヒントを出してはいけません。宮本算数ドリルが好きすぎて、さらにDSのソフトまで買ってしまいました。
百マス計算をひたすら繰り返すよりも、こちらの方が楽しく計算練習が出来るかもしれません。
DSのソフト。
今はアプリも出ているんですね。
↓ 算数の頭の体操で、こういうシリーズもあります。
すごろくを作る
何かの付録だったすごろくで遊んでいたせいだと思いますが、自分ですごろくを作りたいと言い始めました。
大きなカレンダーの裏を使って、自分ワールドのすごろくを完成させて、友だちが来ると一緒に遊んで盛り上がっていました。
「3回まわってワンと言う」とか「お母さんに肩たたきをする」とか、微笑ましいものが多かったり、絶対に終われないポイントもあって、そこにハマった弟が大泣きしてしまったりして、市販のすごろくにはない天国と地獄を味わえるゲームでした。
見本のすごろくがあったので、親が見ていなくても幼稚園児が一人で作れました。
かるたも市販品でよく遊んでいたので、自作しようとしていましたが、根気がなくて結局途中で挫折していました。
当時流行っていたムシキングのレアカードを手書きで自作して遊びに来た子に見せていたのには笑ってしまいました。 よっぽど欲しかったんでしょうね。
車でしりとりや計算ごっこ
◆ハンデをつけてしりとり
実家から遠くに住んでいたし、虫とりで遠征することも多くて、長距離ドライブの機会がとてもたくさんありました。
ドライブの間は、家族でしりとりをするのが定番でした。
下の子に回る時は候補がたくさんある音で終わりましたが、上の子にはちょっと意地悪をして難しい音で終わらせて困らせました。
恐竜の名前は、ステゴザウルスやスピノザウルスなど、スで始まってスで終わるものが多く、延々と恐竜の名前が続いて下の子が飽きて寝てしまったこともありました。
物や生きものの名前をたくさん覚える練習になったと思います。
◆ナンバーで10を作る
ドライブ中は「ナンバープレート」で計算ごっこが定番のお宅もありました。
「車窓から見えるナンバーを加減乗除を使って10にする」というルール。
12-34のナンバープレートなら、1+2+3+4=10や1×2×3+4=10など。
わが家でも真似してみましたが、車酔いで挫折しました(^^;)
買い物に行かせる
私が子どもの頃は近所の市場にお使いに行かされることがよくあって、子ども一人で買い物をすることは日常茶飯事でした。
「卵10個ください」と言って、自分で卵をひとつずつかごに入れてお会計したり。
今は買い物はスーパーばかりで、本屋さんぐらいでしか子どもが買い物する場がありません。その本も今はAmazon…。
子どもたちが小さい頃は、メモを持たせてちょっと遠い八百屋さんに兄弟で買い物に行かせていました。キャスターのショッピングバック持参で。
フリマは子どもがお買い物ができるいい機会でした。
フリマの規模や子どもの年齢に合わせてお小遣いを持たせて、欲しいおもちゃは値切って買わせました。欲しいものが掛かっているから、本人も真剣になりますw
老婆心ですが…。フリマはちょっとコワイお客さんも見かけます。子どもだけで行かせずに、大人も後ろから見守って…。
あいうえお表を手作り
上の子は平仮名は自然に覚えましたが、カタカナが小学校までに覚えきれませんでした。
心配だったので、親子でカタカナのあいうえお表を作って、リビングに貼っておきました。子どもが絵具で色を塗った四角い紙に私がカタカナを書いて、それを表にしたもの。かるた感覚で完成させて、貼り出したものをちょくちょく眺めていました。
下の子は幼稚園の頃から図鑑をボロボロになるほど眺めていたので、逆にカタカナだけは早くからマスターしていました。生きものの名前はカタカナ表記なので。
平仮名が鏡文字が多くて心配でしたが、知らないうちに覚えていたようです(^^;)
ちなみに、平仮名は苦労しませんでしたが、漢字は長いこと苦手でした。
心配だったので、中学1年の時に漢検3級の問題集をみっちりとやらせました。本人が乗り気でなかったので、ものぐさな私がスペシャル大サービスで採点と訂正までして、本人に確認させていました。漢字が苦手だと、間違ったものにも丸をつけてしまうので。
1か月ぐらい集中して取り組んで漢検3級に合格。翌年、準2級は軽く自習して合格。田舎の公立のわが中学では中2で準2級が標準。中3は部活や受験の本番なので、みんな検定はあまり受けません。
それ以降漢字の覚え方のコツをつかんだのか、理系ですが漢字には苦労しなくなったそうです。
※追記
家族に確認してみたら、あいうえおの電子おもちゃのことを思い出しました。
子どもだけで遊び感覚で文字が覚えられます。
当時は平仮名しかありませんでしたが、今発売されいているものは、カタカナや数字などに切り替えができるようです。
--------------------------- 追記ここまで
地図はパズルやゲームで
日本地図のパズルは各社からいろいろ出ています。
近所の子で、パズルで遊びながら年中で都道府県を覚えてしまった子がいました。わが家も買ってみましたが、わが子たちはなかなか興味が持てずに、結局全部覚えたのは小学校に入ってからでした(^^;)
私自身は、都道府県はすごろくで覚えた記憶があります。
チョークで地面に落書き
お友だちのお宅で、庭が駐車場を兼ねていてコンクリート貼りにしてある家があって、チョークが置いてありました。
年齢が違う子たちもいろんな子が入り乱れて落書きを楽しんでいました。
室内で小さな紙でお絵かきをしていると、個人個人の世界になってしまいがちですが、チョークだとお絵かきが遊びにもつながります。
私が子どものころなどは、団地の駐車場に延々と線路を書いて遊びました。誰かの許可を得たわけでもないけれど、おおらかな時代でした。
雨が降れば流れるし、気になれば水で流せますが、公道やご近所の家にまで落書きをすると今はトラブルのもとになるのでご注意!
焦って教え込まなくても
ご近所で、授業形式の幼稚園に通っていた兄弟がいました。机といすを前向きに並べて、授業形式で読み書きを学習。体育も授業形式で、卒園までにおそらく全員逆上がりができるようになっていました。
小学校入学前に、自由保育の幼稚園出身のわが子たちのハナ垂れぶりを見ると、とても不安になりました。
「幼稚園で公文の高校過程」とか「小学校低学年で英検2級」などと周りから聞こえてくると、親としては焦りますが、大きくなっても超天才級を維持しているのはほんの一握り。だいたいは親が仕込んだ操り人形です。
いろんな情報が溢れていますが、自分自身の感覚を信じるかというのも母親にとって大事なことなのではないかと、今ごろになって思います。
おしまいに
これ以外にも、しまじろうのビデオ(当時はビデオが主流でした)をフリマで先の学年の分まで買ってきたり、NHK教育テレビで面白そうなものを録画して、遊びとして見せたりもしていました。
簡単な計算や時計の見方は、しまじろうに教えてもらいました(^^;)
今はいろんなアプリもあって、私たちの時代とは変わってきているのしょうね。
小学校の中学年ぐらいまでは遊びでできましたが、それ以降はやっぱり勉強として取り組まないと難しくなりますね。
お母さんの言うことを聞くよい子は「覚えましょうね」と声掛けすれば素直に覚えるのかもしれませんが、わが家の子たちはなるべく遊び形式にしないと、今でも身が入らないみたいです(^^;)
▼ 聞き流しているうちに覚えてくれると楽ですね。
▼ 親が教えなくても将棋を覚えてくれました。
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