虫はともだち

虫の絵本や図鑑の紹介、写真撮影など、いろいろ…

夏休みの宿題 紙芝居を作る

上の子の時は、宿題の選択肢の中に「紙芝居」があったので、小1と小2の2回、紙芝居を作っていきました。

夏休みの図画工作の宿題は、ポスターにする子が多いかもしれませんが、紙芝居の作成は、その後の作文能力の向上や企画力の習得にも役に立ったと思います。f:id:mushitomo:20160802140538p:plain

紙芝居の見本を見せる

 最近は、幼稚園でも紙芝居よりも絵本の読み聞かせの方が多く、紙芝居に馴染みのない子も多いはず。まず、なにを作るかわからなくては話になりません。

図書館に行けば、いろんな紙芝居が置いてあります。本人が好きなテーマの紙芝居をいくつか借りて来て、イメージを持たせます。

↓ このお話は美智子さまが紹介されて有名になりましたね。 

[紙芝居] でんでんむしのかなしみ (Pictioの紙芝居シリーズ)

[紙芝居] でんでんむしのかなしみ (Pictioの紙芝居シリーズ)

 

  

ごんぎつね (名作児童文学紙芝居)

ごんぎつね (名作児童文学紙芝居)

 

  

おばけパーティ

おばけパーティ

 

どんなストーリーにするか 

状況説明文ではつまらない

 小1のときは、虫が好きだったので虫の話にすることにすんなり決まりましたが、子どもに任せておくと、「ただの状況説明」になってしまいます。

「森に行って、カブトがいて、喧嘩していて、僕がとって、大きくて…」みたいなことになり、おもしろ味に欠けます。

見本になる絵本を示す 

好きな絵本の中で、ストーリー展開がドラマチックなものを選んで、「こんな風な展開を考えてみたら?」とヒントを与えてみました。

わが家は当時は「わんぱくだんシリーズ」が流行っていたので、シリーズの絵本にもう一度目を通すことで、読者を引っ張って、最後に落としどころのある話の進め方を理解させました。

「わんぱくだんシリーズ」は、男子2人と女子1人の仲良しトリオが、いつもの公園で遊んでいるうちにいろんな冒険に巻き込まれるお話です。野原で虫のサイズになってしまったり、お化け屋敷、ロボットの世界…いろんな展開の本が出ています。

自分の世界を元に、わんぱくだんのような奇想天外な空想を巡らせていました。

わんぱくだんのはらっぱジャングルわんぱくだんのにんじゃごっこわんぱくだんの たからじま

コマ割りを考える

落書き帳に名刺サイズのラフスケッチを書いていきました。小1のときは、私も一緒に書きました。

慣れないと、1枚ごとにごちゃごちゃと話を書いてしまいますが、紙芝居は短文勝負の方がおもしろいものができます。

絵も、背景は省略して、話の対象になるものだけをクローズアップしたものの方が、見ている方にもわかりやすいです。例えば、「カブトが捕れた~!」というシーンなら、子どもの手とカブトだけを画用紙いっぱいに描くのが紙芝居。

コマ割りがしっかりしていないと、本制作に入ってからやり直しが生じるので、コマ割りは重要です。大人の仕事の段取りと同じです。

絵を描く

ページにメリハリをつける 

普通のポスターや絵日記と違って、紙芝居は相当枚数の絵を描かなくてはなりません。うんざり? いや、そうでもありません。

先にもお話したように、紙芝居は余計な背景がなくても十分完成度の高いものができます。特定のシーンだけ背景も書き込めば、あとは登場人物や登場虫のクローズアップを書けばいいので、想像よりは手間がかかりません。

大きくはっきりと 

遠くからもよく見えるように、絵は大きくはっきりと。輪郭もくっきり。

八つ切りの画用紙に書いたので水彩画にしました。もう少し紙が小さければ、色鉛筆の方が楽かもしれません。

背景は極太の筆で薄い色をつけました。ペンキのようにむらなく丁寧に塗る必要もありません。メインの図柄を中心にざっくり、ほんわりと塗りました。

手元にないのでわかりませんが、だいたい20ページくらいだったと思います。

得意な絵のページを増やす 

幼稚園のころから虫や恐竜の絵ばかり描いていましたから、虫や恐竜の絵は得意。好きな絵がメインのページを多めに設定しました。

本人のやる気維持のために、ストーリーをこじつけてでも、好きな絵を多くした方が投げ出さないと思います。

お話を書く

書きあがった絵の裏にお話を書くのですが、これは意外に手こずりました。

鉛筆で強い筆圧で書くと、紙に深い書き跡ができて、絵の方にも影響が出ました。

はじめは、子どもがその場の思いつきで話を書いていたので、消したり書いたりで、さらにぐしゃぐしゃ。

仕方がないので、マス目のある紙にお話を書かせて、全話完成してもうこれ以上直しがない段階になってから、紙芝居の絵の裏に糊で貼りつけました。テープ糊などの紙がぶよぶよにならない接着剤がおすすめです。

紙芝居はご存知の通り、絵を見せながらお話を読むので、絵とお話は同じ紙の裏表ではなく、ずらしてセットしなければなりません。子どもだと、そこを理解させるところから説明しなければなりませんでした。

今になって思うこと

企画力がついたかも 

なかよしのお友だちの真似をして作り始めたのですが、普通の絵と違って、「構想→ラフ案→絵描き→物語」と、子どもにとっては結構壮大な仕事になります。

ストーリーがすぐに頭に浮かんでも、実際に形にしていくのはかなり根気が要ります。

勉強が忙しくなる前の低学年の時期に、こういう企画立案のような作業を、身近な話をネタにして構築する訓練をすることは、いろんな副次効果があると思います。今の中高生は、勉強はできても企画立案能力のない子が多いように感じます。

読者へのアピールが得意になったかも 

読んでいておもしろいと思える作文を書ける子になりました。

自分でなにかネタを決めて、それを膨らませて書くのが得意。読者の興味を引くために、話を盛るのも得意かも(^^;)

外出せずにできる夏休みの宿題 

 この時期、下の子がよく病気になって、夏休みなのに家にこもりがちでした。ずっと家にいてもできる宿題としても、紙芝居はおすすめです。