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虫はともだち

虫の絵本や図鑑の紹介、写真撮影など、いろいろ…

子どもが虫とりできる環境を作る_家・庭・幼稚園・ボランティア

いろんなこと 自由研究のネタ・虫の話

 子どもが自然に親しむためには、親の側からの働きかけも大切です。私がやってきたことを、振り返ってみたいと思います。

自然に親しまなくても立派な大人になっている人はたくさんいます。でも、私は子ども時代に親に野山に連れて行ってもらって楽しかったし、大人になってからも自然の中で過ごすことがストレス発散に役立ったので、子どもにもそういうことを伝えたかったのです。

ちなみに、現実生活での友人たちは、私のことをずいぶんと山奥深くで野ザルのように育った人間だと思っているふしがありますが、実際には街中で育って、街中の学校に行って、猛烈サラリーマン(古い?)になりました(^^;) 

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↑ ハーブガーデンに来たアカスジカメムシ

住む場所を考える

庭付きの一戸建てに住むと、否が応でも土に触れる機会が増えます。

最近は、外構を全部コンクリートで固めてしまう人も増えています。確かに雑草も生えず、泥はねもなくなりますが、子どもが大きくなるまでちょっとだけ待ってみては?

自然の近くに住む

別に大自然の中でなくても、緑地公園や大きな施設の緑地帯のそばでも十分。子どもが小さいうちは、車ではなく歩いて行けるところに自然があるのが大事かも。

わが家は、子どもができてからは、いつも近くに森のある場所の家を探して住んでいます。街区公園代わりに遊びに行けたし、森の脇を通って通勤通学するのは季節を肌で感じられて楽しいです。

ただ、難点なのは、防犯上少々心配なこと。わが家は男子兄弟ですが、女子の親子さんたちは毎日車で送迎している人も…。

田んぼや畑、ゴルフ場の横なんかもよさそうですが、見ていると、あまり管理が厳しいところだと、頻繁に一斉農薬散布が繰り返されて、緑が多くても心配です。

古い家・古い街に住む

転勤で、築20年の借家に住んだことがあります。周辺の区画も開発してからずいぶん経っていました。「古いけど我慢我慢」と思って住み始めましたが、かえっていろんな生き物に出会えて楽しかったです。

最近はニュータウンを大規模造成して家を建てることが多いのですが、大規模造成した土地は、植物も生き物も根絶やしにされて、外来種がやたら多くなって、少ない種類の生き物に偏る印象があります。

古い街は、生きもののバランスが取れていて、特定の種類が異常に繁殖するということが少ない気がします。 

庭に虫を呼ぶ

虫をとりに外に行くことも楽しいですが、庭に来るようにしておけば、わざわざ飼育箱で飼わなくても成長が見られるし、何度も様子を見に行けるので意外な発見もあります。 

チョウが来る花を植える

チョウが蜜を求めて集まりやすい花や花木があります。チョウによって好みもあります。ガーデニングで庭先を飾るなら、チョウが来る花を植えるのがおすすめです。「バタフライガーデン」で検索してみてください。 

虫の餌になる草や木を植える

ミカンやユズの木があればアゲハ類が卵を産みに来ますし、そこで幼虫が育つのが見られます。庭に食草や食樹があれば、外では捕まえられないようなハイスピードで飛ぶアオスジアゲハのようなチョウも至近距離で見られます。

外で捕ってきた虫を飼育するときにも、庭に食草があると便利です。  

虫といっしょに庭づくり―オーガニック・ガーデン・ハンドブック

虫といっしょに庭づくり―オーガニック・ガーデン・ハンドブック

 

草むらや落ち葉を残す

庭の一角に、茂みを残したり、広葉樹の落ち葉を掃き集めずに残しておくと、その中でいろんな虫やクモが育ちます。

お母さんたちが「ぎゃー!」って拒絶反応を示さなければ、小さい子の楽しい遊び場になります。

エサになる虫も残す

アブラムシや少々の小さい虫たちは、殺虫剤で根絶やしにせずに残しておけば、それを食べにカマキリやいろんな虫も集まります。

わが家の近所に「殺虫剤や除草剤をまくとすっきりしていいわ~!」という奥さんがたくさんいますが、エサになる小虫がいないと、捕食者も減って、結果的には歓迎せざる虫が増えたりして困ることになると思います。  

生ごみを堆肥にする

生ごみ堆肥は、初めのうちは試行錯誤を繰り返しましたが、何年かやっているうちにこつがわかってきました。上手くやれば、悪臭がするとかうじ虫が湧くというようなことはありません。

堆肥作りをしていると、ミミズも増えるし、植物の成長や花付きもよくなるし、明らかに生き物が増える気がします。堆肥置き場にムカデが住み着いたのには困りましたが…。 

森の幼稚園に入れる

うちは転勤で、ごく普通の小ぎれいな幼稚園と森の中にある幼稚園に通いました。

森の幼稚園に通うと、ヒーローになる子は虫博士。小学校の勉強を先取りして威張っている頭でっかちな子よりも木に登るのが上手な子が尊敬されます。

勉強は家庭学習と小学校に入ってからの努力で間に合います。道なき道を駆け抜けられるような子になってほしかったので、森の幼稚園に入れたのは正解でした。 

 

でも、わが家の通った幼稚園だけかもしれませんが、森の幼稚園は野生児が多いのかと思ったら、逆に「野生児になってほしい」と親御さんが悩んでいる都会っ子が増える傾向にありました。「タワーマンションからマイカーで通園して、土の上を歩くのは園庭だけ」という子もいて、わが子がお坊ちゃまたちに粗相をしないかヒヤヒヤでした(^^;)

森のようちえん: 自然のなかで子育てを

森のようちえん: 自然のなかで子育てを

 

里山保全や農業ボランティアを体験する

自分の家の庭だけではなく、雑木林の里山保全や稲作のボランティアも親子で体験しました。自然を消費するだけでなく、維持や増進に少しでも役に立てたらと思ったし、活動の中で肌感覚でなにかを感じてもらえればと思っていました。

雑木林でプレーパークなるものを試しにやってみたこともありましたが、お母さんたちに託児所代わりにされるだけで、自分も妊娠出産で余裕がない時期で、挫折しました。

ほかの子を里山での遊びに巻き込みたかったのですが、服は汚れるし、虫やドングリは持ち帰るし、お母さんたちにはあまり好評ではなかったみたい…。 

遊び場(プレーパーク)のヒミツ―羽根木プレーパーク20年

遊び場(プレーパーク)のヒミツ―羽根木プレーパーク20年

 

お母さんの声掛け 

 「ドングリは虫が出てくるから持ち帰っちゃダメ!」「服が汚れるから水たまりに入っちゃダメ!」「虫さんがかわいそうだから放そうね」と言って育てるよりも、「やりたかったらとことんやろう」と言って育ててしまいました。

 

「こんなに森や虫ばかりで、ゲームとかお友だちについて行けるかしら?」と心配するお母さん仲間もいましたが、流行りのゲームやカードなんて、小学生になったら、親が教えなくたってやりたい子は勝手にやりだします。

 

ちなみに、「あれダメ、これダメ」で育てられたいい子ちゃんは、小学校高学年あたりになると、そこそこ成績もいい優等生になります。習い事三昧に塾通い。

野ザルのように育てたわが家の子たち、いい子ちゃんたちに負けずにしっかりと大海を泳ぎ抜くことができるのか。どちらの子育てが正しかったのか、答えが出るのはいつなんでしょうね。  

  

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