もっときれいな霜の結晶の写真を撮りたい 「霜活」第2弾
1月に霜の結晶の写真を撮りに行きましたが、最近また寒い朝が続いたので、もう一度チャレンジしてきました。「霜活」仕切り直しです。(2月6~9日撮影)
なかなかうまくいきませんでしたが、前回よりはましな写真が撮れました。
▲朝日に輝く落ち葉の霜。
▼1月に撮った霜の結晶。
撮影した環境
- 雑木林に囲まれた開けた芝生広場の上に遮るものがない場所。
- 朝7時過ぎから8時。
- 最低気温は-1~-3度。
霜の結晶を形別に分けると
雪の結晶と同じで、1つとして同じものはないので、いっぱい写真を載せます(^^;)
筒やカップのような形
▼落ち葉の縁にびっしりついた筒状の結晶。
▼落ち葉の中心の葉脈に集中していることも多いです。
▼ジシバリの葉の縁についた結晶。周囲から裏にかけてびっしり。
▼落ち葉の周囲についた結晶。完全な筒ではなく、切れ目があります。
▼筒状の結晶を上から見ると。結晶が上に向かって成長した跡の横線が見えます。
▼これも横線がよくわかります。
▼上に行くにつれて広がったワイングラスのような形。これは少数派でした。
針のような形
▼肉眼だと筒状のものと同じように見えますが、これは針状。
▼針状の中に、先がカップ状になったものも混じっています。
▼枯芝にびっしりついた針状の結晶。
未完成の結晶?
▼筒が半分で、向きも上ではなく横に伏せています。
葉の上はこの形が一番たくさん見られます。
▼四角形や六角形が混じっています。
雪の結晶の一部のような形
▼雪印メグミルクのマークの一部分のような形。
この形はほとんど見つからないし、日が照り出すとすぐに溶けてしまいます。
▼ジシバリの葉の周辺と裏についたもの。
筒状のようですが、よく見ると扇のように広がっています。
▼同じような形をもう一つ。筒状になりかけのものと扇状が混在。
四角や菱形の形
▼枯れ葉の裏にあった四角の結晶。
▼中央に菱形のような結晶があります。
これは筒状になりかけて、途中から横に広がったのか?
どんな場所で撮ったのか
地面に落ちていた枯れ葉
▼落ち葉にはいろんな結晶がついています。
▼落ち葉の裏に花の様に開いてついた霜の結晶。
枯れた芝
▼枯れた芝生についた結晶が朝日に光ります。
▼芝にはびっしりと結晶が。落ち葉よりもつきやすいようです。
サツキの葉
▼毛の多い植物は結晶が発達しやすいようです。
▼葉の表にも裏にも結晶がついたサツキの葉。
シャリンバイの葉
▼新芽に特に結晶がついています。
▼周辺は長い筒状、葉の上は小さい結晶がびっしり。
▼日が当たり始めると、キラキラと輝きます。
撮影裏話
びっしりと結晶がついたところを撮りたかったのですが、マクロ撮影だと被写界深度が浅くなるので、なかなかそれぞれの結晶にピントがあった写真が撮れません。
オリンパスTG-4は深度合成(何枚も撮ってピントを奥まで合わせる)ができるモードもあるので、それも試してみましたが、なかなかうまくいきませんでした。フラッシュを焚くと光が強すぎてしまうし(深度合成のために何度も光る)、フラッシュなしだとキラキラした感じが出ないし。
三脚を使って手持ちでライトを当てて撮れば上手くいくのかもしれないですね。
おしまいに
同じような写真が続きましたが、おつき合いいただきありがとうございました(^^;)
前回の記事のテレビ放送にもありましたが、最低気温が低くてもほかの気象条件が合わないと霜の結晶が発達しません。
今朝は-3度程度だったようですが、あまりいい結晶は見られませんでした。
おまけですが…。
▼水道は毎朝凍結して、氷の棒が! 奥に見えるのも氷です。
▼霜柱も固く凍って、サクサクと音がしませんでした。
▼気象庁の結晶観察のサイトがありました。撮影手順なども載っています。
雪や霜の結晶関連本
- 作者: マークカッシーノ,ジョンネルソン,Mark Cassino,Jon Nelson,千葉茂樹
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 大型本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (11件) を見る