メルカリのデメリットや困ったこと、くじけそうな理由【メルカリで断捨離その3】
家の中の不要品を片づけるために始めたメルカリでの出品。
約1カ月間いろんなお客さんがいて、初めはドキドキ、途中からは腹が立ったり落ち込んだり。最近は全体像も見えて来て、淡々と対応しています。
出品を始めて約1カ月間の、「メルカリのデメリットや困ったこと」をまとめてみます。
- 値切り要求がキツイ
- メンタル強くないと続かないかも
- かえって部屋が散らかる
- メルカリに振り回される
- 失敗というほどではないけれど
- コンビニさまさま
- スーパーや書店はピンチ
- メルカリがおばさんに浸透しない理由
- おしまいに
値切り要求がキツイ
いきなり値下げコメント
こちらとしては、メルカリのほかの出品状況などを調べて、「購入価格+送料」から高すぎない値段をつけているつもりですが、当たり前のように値下げのコメントを入れてくる人が多いです。
まともに聞いていたら、送料と手数料で私に残るお金がゼロになってしまうような要求もあったり。メルカリはほとんどの人が売りと買いを両方やっているのだから、ちょっと考えればわかりそうなものなのに。
値下げコメント対抗策
あらかじめプロフィール欄に「値下げには応じない」と書いておけば言って来る人も減るのかもしれませんが、早く売り切りたい弱みで応じないとは言い切れないし…。
難しいところです。
メンタル強くないと続かないかも
自分勝手な購入者
値切りやずけずけと失礼なコメントをくれた人ほど、受け取った後の評価を要求しないとくれないとかコメントなしで評価だけだったり。
商品説明を書いているのに、読まずに何度も質問してくる人もいます。
自分のプロフィールには「過度の値下げ要求禁止」とか「コメント逃げは許しません」とか書いておきながら、私には値下げやコメント逃げをする人もよくいます。
お客さんだから無視できないのが辛いところ。
ていねいに梱包して最短で発送、たまにはおまけをつけたりしてもノーコメントだと、凹みます。
一回限りのつきあいだからと言いたい放題。こちらも割り切るしかなさそう。
温かいコメント
ごくたまに、こちらが恐縮してしまうほど温かいコメントがいただけることもあって、そういう数少ない購入者さんが続ける力になっています。
先ほども書きましたが、メルカリは売りと買いと両方やっている人が多いのにもかかわらず、売りの経験を活かした温かい買い手は少数派でした。
騙してる感
相場を調べて、うそをついているつもりはないのですが、「相手がこの商品を勘違いして買っているんじゃないか」と思う瞬間もあって、後ろめたい思いになることも。
明らかに大雑把な感じの人が古着を買ってお礼のコメントをもらえるとほっとしますが、かなり神経質な感じの人なのに古本をまとめ買いしてくれたりすると、後からクレームが来るんじゃないかと不安になります。
面と向かって売り買いするフリマなら、こんな不安もないでしょうが、ネットの難しいところですね。
個人的にカメラが好きなので、出品されているカメラ類を眺めることもありますが、商品写真と機種ナンバーが違っているものや、既に時代遅れの機能をよく説明しすぎているものも見かけます。それで買い手がついているから不思議。これは騙しでは?
取引回数が少ない人
取引回数が少ない人は、メルカリをアマゾンや楽天などの買い物と勘違いしている人が多いのでは?
メルカリは売り手と買い手が連絡を取りながら取引を進めるものだと感じていますが、お店のお客さん気分なのかな?
まったくコメントなしで購入して、その後の私からの連絡に対してもまったく無反応。こちらとしては、入金と受け取り評価さえきちんとしてくれればいいのですが、まったく返事がないと、取引が終わるまで心配です。
まあ、コメントなしということは値切り要求もなしということなので、こちらとしてはありがたいお客さんなのかもしれません。
かえって部屋が散らかる
置く場所・作業する場所
断捨離のために始めたのに、売れそうなものを発掘して売りに出すセットを決めて、古着はもう一度洗って、古本はアルコールペーパーで拭いて…とやっていると、ただでさえ片付いていない部屋がもっと散らかってしまいます(^^;)
梱包資材も必要
私は商売としてやっているのではないので、できるだけ梱包資材は家にあるものや無料で手に入るもので済ませたいのですが…。
本や新品の衣類などはOPP袋(透明のビニール)に入れた方が体裁もいいようなので、ビニール袋や茶封筒の買い置きが増えるし、今まではさっさとリサイクルに出していたダンボールやお菓子の箱などもなかなか捨てられなくなりました。
ダンボールが足りないと、ドラッグストアでもらってきたり。
梱包資材、邪魔です…(^^;)
メルカリに振り回される
スマホ依存になる
私は携帯に振り回されるのが嫌なので、メールチェックは頻繁にはしない方です。
そんな私ですが、メルカリを始めてからは質問や購入希望のコメントがいつ入るかわからないのでスマホをポケットに入れて持ち運ぶようになりました。
別に数時間ぐらい返信が遅れてもいいんでしょうけれど、なんとなく商機を逃すような気もするし…。
めんどくさい人への応対
商品説明を読まずに何度も質問したり、勝手な要求をしてくる人たちの対応に、昼夜を問わず振り回されることが、性に合いませんでした。
メルカリの取引経験が多い人たちは、プロフィール欄に禁止事項をたくさん書いて自己防衛していますが、私はまだ初心者だったので。
失敗というほどではないけれど
うっかり安値でアップ
「とりあえずアップして相場は後で調べよう」と軽い気持ちでアップすると、びっくりするほどすぐに購入されてしまって、後からもっと高値で売れたことに気がついて後悔…ということが何度か(!)ありました。学習しない私…(^^;)
検索条件に当てはまるものがあると知らせてくれる機能があるから、それでめぼしいものを待ち構えているのか、とにかくびっくりするほどの速さ。
同じような分野のものでも、意外なほど人気があるものとそうでないものがあって、元々の値段だけではなく、どのくらい人気なのか見極めが大事ですね。
商売でこんな不手際をやらかしていたらすぐに倒産ですね(^^;)
記名やへそくりチェック
いったん自分の手を離れたら、どんどん別の所有者に転売されている可能性もあります。
子ども服や参考書に名前が書いてあるのはタグを切りとったりマジックで消すのを忘れると、思いがけないことが起きるかもしれません。チェックがわりと面倒です。
本に隠したへそくりがないかも、ちゃんと確認しなくちゃね。
うれしい誤算
メルカリをやり始めて気がついたのですが、下の子は結構勉強していたのが判明(^^;)
塾に通っていたので、自分で購入した参考書や問題集は眺める程度できれいだと思い込んでいたのですが、ほとんど書き込みがあって、当てにしていたのに売り物としては出せないものも多数。いつの間にやっていたんだろう。うれしい誤算でした。
合成洗剤の臭い
これは購入者としての感想ですが、購入した参考書が合成洗剤の臭いがたっぷりでした。
たばこやペットの臭いを気にする人はいますが、このブログでもたびたび書いていますが、わが家は合成洗剤の臭いが苦手。
ベランダにしばらく干しておきました。
コンビニさまさま
コンビニに迷惑
メルカリに出店するようになってから、ほとんど毎日コンビニに出かけます。
コンビニってあまり縁がなかったのですが、一人の店員さんがレジも荷出しもコピー修理もなんでもかんでもやっていて、本当に忙しそう。
メルカリ便の発送は、端末から出たレシートを持ってレジに行って、送り状を出力してもらって貼りつけるだけなのですが、荷物が複数あると時間もかかります。
たいした儲けにもならないのに、店員さんには頭が上がりません(^^;)
そのうちコンビニがメルカリ拒否を言い出すんじゃないかな?
こんなもののために多くの人手が
メルカリはかなりの部分をシステムが処理してくれますが、それでも荷物を計量したり送り状を切ったりするコンビニ店員さん、荷物を運んで仕分けて配達する宅配会社
の人たちなど、大勢の手を煩わせて商品が買い手に届きます。
メルカリの多くは「生活必需品」というよりも「趣味」的な買い物が多いのでは?
私の過去の無駄買いで出た不用品の処分のために大勢の人の手を煩わせてしまって、罪悪感を感じます。
マイカーが作業場所
わが街は田舎なので、コンビニの駐車場はとても広くて、満車になることはありません。
いつでも車で行けるので、悪天候の時も、荷物が重い時も平気。コンビニで送料を確認したり指定の箱を購入して、追加の梱包作業も車内でできます。
都会だとコンビニに駐車場がないところもあるけれど、大変そうですね。
スーパーや書店はピンチ
お店で買う前にメルカリチェック
私は不定期に本屋に行って無目的に本を物色するのが趣味なのですが、メルカリをやるようになってから、気に入った本をその場で購入しなくなりました。
家に帰ってから、メルカリに売っていないかチェック。
新刊とかレアな本でなければ、半額ぐらいで手に入ることも多いです。
これって、お店には大迷惑ですね。みんながこれをやり出したら、小売店はつぶれます。メルカリは小売りの敵。
せめて新刊はメルカリにはまだ出ていないのだから、Amazonではなく近所の本屋さんで買わなければと思っています。
値段を偵察した結果
今までスーパーに行く時は欲しいものを探すことが目的だったのですが、最近は「このくらいのものはいくらぐらいが相場かな?」と偵察のために見ることも増えました。
(普段の購入自体、わが家はかなりAmazonや楽天などのネットに流れています)
そこで気がついたのは、スーパーが安物売りに走っていること。
スーパーで20年近く前に購入してまだ現役の靴がありますが、そういう作りのしっかりしたものをちょっと高めに売るということが少なくなったのでは?
小売店もネットやフリマアプリにやられっぱなしで、安物を安く売るしか生き残る道はないのかもしれませんが、ますます買いたいものが店頭から減っている印象です。
メルカリがおばさんに浸透しない理由
手間とメンタルに見合うか
約1カ月メルカリに出品してみて、近所のリサイクルショップに持って行くのよりもずっと多めなお小遣いになりました。
でも、不用品の処分のためにこんなに神経を使うのはちょっとね。
メルカリは便利なシステムだけれど、これをライフワークにするのは私には難しそう。
私は、期間を限定して集中的に出品するのが精神衛生上よさそうだという結論に達しました。
今後は、いいとこ取りだけして、細々と利用しようと思っています。
スマホに弱い
私が田舎暮らしのせいなのか、私ぐらいの年齢でスマホを使いこなしているお母さんはそれほど多くありません。ラインや検索、ゲームをするぐらいで、ツイッターやインスタグラムは娘や息子世代がやっている印象。
周りに聞いてみても、ネットショッピングすらやっていない人の方が多いです。
わが街では、スマホで買い物しているのは、まだまだ若い世代の人たちのようです。
解説書や仲間がない
近所の本屋でメルカリの指南書を探してみましたが、ほとんど売っていませんでした。何かに混じって1冊あるぐらい。Amazonで調べるとたくさん出版されているようですが。ブームが過ぎたせいなのか、小売りの敵だから置きたくないのか。アフィリエイトの本は何冊も置いてあるのに、不思議です。
私自身はアプリのガイド(メルカリボックス)とネット検索でメルカリを始めましたが、普通の良識ある人々はマニュアルか物知りのお友だちがいないと、なかなか始めにくいのかもしれません。
おしまいに
というわけで、断捨離も進みましたし、今出品しているものが一段落したら、しばらく出品はお休みする予定です。短いメルカリ生活でした(^^;)
これからもっと年をとって外に出るのが億劫になったら、内職感覚でフリマアプリを利用する日が来るのかもしれません。
また新しい利用法が見つかったら、ここで書こうと思います。