LINEでもらった写真を印刷に使うには…
写真を印刷する時は、画素数の少ないものではきれいに仕上がりません。
よく友人や子どもがLINEで写真を送ってくれますが、LINEで普通に送った写真は、リサイズされてしまって画素数がぐんと小さくなっています。スマホ上ではきれいに見えますが、印刷するとぼんやりした仕上がりになってしまいます。
仕事関係の人には、LINEではなくPCメールやクラウドで元画像を送るように依頼していますが、ふだんの軽いおつき合いでは、画素数が大きい元画像をもらうのはあきらめていました。
LINEを調べてみたら、今年の春から元画像をそのままの大きさ(画素数)で送れるようになっていました!
LINEでもオリジナルサイズのまま送れる
写真を贈る側がトーク画面で…
「+」→写真の選択→送りたい画像の〇を選択→左下の「オリジナル画質」にチェック→送信
これで、リサイズせずに送るという選択肢が増えました。Android版のLINEは2016年4月から、iPhone版は5月から可能になったようです。
試してみましたが、今までのリサイズした画像よりは少し時間がかかります。 その分通信料が余計にかかりますね。
どうしてわかったのか
親戚がLINEでたくさん写真を送ってきたので、その写真でフォトブックを作ってみました。いつもは、自分が一眼やネオ一眼で撮った写真で作っています。LINEの写真でフォトブックを作るのは初めて。
仕上がりを見たら、なんだか「ぼんやり」でした。
利用したのは、最近お気に入りのしまうまプリント。安くて、写真もきれいで、あっという間に届くので、助かっています。
【しまうまプリント】インターネットでかんたん作成フォトブック
LINEでリサイズされた写真で作ったフォトブック
写真の仕上がりが…
LINEでリサイズされた写真を印刷に使うと、一眼レフやネオ一眼で撮ったものと比べて、かなり写真のきめが粗いし、発色もよくありません。(下の写真、顔はぼかしが入っています)
今回使った写真データをあらためて眺めてみると、
私が一眼レフで撮った写真のデータは、
小さいところで、4000ピクセル×3000ピクセルで4.4MB、
大きいものだと、4752ピクセル×3168ピクセルで6.1MB。
スマホで撮った写真をLINEで普通に送ってもらったものだと、
こうやって数字を並べると、かなり大きさが違います。単位まで違う!
写真を送ってくれた相手は、iPhoneで撮ったものをLINEで送ってくれたのですが。
iPhoneの画素数を調べると古い機種だと200万画素、最新だと1200万画素。ファイルサイズに大雑把に換算すると、0.2MBから4.5MBくらい。
iPhoneでも新しい機種で撮った元画像を使えば、きれいなアルバムになったと思います。次回からは、LINEの「オリジナル画質」を選択して送ってもらわなきゃ…。
ご参考に。しまうまプリントのサイトに書いてあった推奨の画素数です。
各サイズ推奨画素数
■文庫 1,447×2,039px
■A5スクエア 2,039×2,039px
■A5 2,039×2,894px
小さい写真としてアルバムに載せるのならLINEでリサイズされた写真でも、多少はごまかしがきくのかもしれません。
ちなみに、配送は…
しまうまプリントの配送は激速。ものすごく早く届きます。
今回は7月31日(日)の午後にデータを転送、翌日に出荷、ゆうメールで8月3日(水)の午前中にポストに入っていました。宅配便を利用すれは、もっと早いです。
こんな感じで、お豆腐のようにしっかりとパッキングしてあります。透明のビニール袋にこのパックを入れて配達。
これなら、多少雨にぬれても大丈夫そうです。ポストにねじ込まれて、アルバムがひん曲がってしまう心配もありません。
ちなみに、表紙は…
今回は表紙を水色にしてみました。写真だとちょっとくすんだ色ですが、実物の方はクリアな水色です。(これも顔にぼかし入り)
ちなみに、料金は…
A5サイズ、74ページで698円(税抜き)。
ゆうメールだと90円(税抜き)、ゆうパックだと500円(税抜き)。
会社によっては1冊ごと、あるいは何冊かごとに送料がかかるところもありますが、この会社は1回の注文で送料はこれだけ。同じものを何冊も注文する場合は、お得です。
クレジット決済以外にも、代引きやコンビニ後払いなども選べます。(有料)
LINE写真でフォトブックを作るのは正解か?
カジュアルなプレゼントなら、LINEで普通にもらった写真で作るフォトブックもありですが、A5サイズ以上に伸ばして使ったり、そこそこ正式な場面では役不足かも。アルバムを作った人の作業能力を疑われるレベルです。
もっと小さいサイズのフォトブックにして、写真も小さく載せるのなら、あまりボロはでないかもしれません。
大きめに作ったり、正式なものの場合は、「オリジナル画質」で送りなおしてくれるように、相手に頼んだ方が良さそうです。
それが難しいなら、PCメールに添付したり、Dropboxなどのアプリを検討。
【結論】
LINEで印刷用の写真を渡す時は、「オリジナル画質」で送りましょう。
これって、ふだんの運動会写真のプレゼントなんかにも言えること。
相手に差し上げるからには、少しでも画素数の多いオリジナルの方が、年賀状などにも役立ててもらえます。ただし、大きいサイズの画像を送ることを事前に言っておかないと、通信時間が長くなるので、相手はスマホがフリーズしたかと、びっくりしてしまうかもしれません。
おしまいに
今回は、「スマホの写真でどのくらいきれいなフォトブックができるか」の試みだったのに、それ以前にLINEの使い方で失敗しました(^^;)
しまうまプリントの名誉のために言っておきますが、ふだん作っているしまうまのフォトブックは、鮮明な仕上がりで、みんなにも好評です。