虫はともだち

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スマホの自撮りライトが便利 CanCam2月号の「自撮りライト」を試してみました

スマホのニュースを見ていたら、「CanCam2月号の付録についているLEDの自撮り用のライトが昆虫撮影をする人に人気」という記事を見つけました。

こういう流行りものには弱いので、早速本屋さんに行ってきました。

ちなみに、皆さんご存知かと思いますが、CanCamは20歳ぐらいのかわいい女の子向けのファッション誌です(^^;)

自撮りなんて機会のないおばさんの私が試した結果…、

昆虫撮影には役に立ちませんでしたが、自撮りだけじゃなくて、ちょっとした室内の撮影(書類や料理など)の補助ライトとしてとても役に立つグッズでした。

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自撮りライトをお試し

スマホにクリップではさむ 

クリップでスマホの上をはさむ形で使います。iPhoneにもAndroidにも使えます。

LEDのライトがスマホ本体のカメラの補助光になって、きれいに写せるというもの。

単四の乾電池を2本、自分で準備する必要があります。

ちなみに、雑誌の価格は税込みで720円。本体と付録込みでこの価格です。

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光るとこんな感じ。

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一応、売りである「自撮り」も試してみました。確かに女優ライトみたいな効果が出るので、実物よりは色白・美肌に写りました。

でも、おばさんは自撮りには関心ないので、次なるお試しに…。

手元の物の撮影に便利 

個人的に便利だなと思ったのは、手元にある物のマクロ撮影。この場合は自撮りライトの光る面を外側に向けて装着。

 

↓ 室内の柿ピー。私のAndroidでオートで撮ると、手暗がりがどうしてもできます。

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↓ 自撮りライトを点灯すると、全体に光が回ったきれいな写真に。

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必要な資料を写真を撮って関係者に送ることがよくあるのですが、私のAndroidのカメラはかなり機能が低いのかきれいにライティングができません。何度も撮り直して、どうしてもきれいに撮れないときはアプリで修正して送っていましたが、この自撮りライトがあれば、今までより簡単にきれいな書類の画像が送れそう。

手元の物を撮る時の補助ライトとしてはかなり優秀です。

ハートマークを写真に

説明によれば、ガラスの反射などを利用して、自撮りライト自体のハートの形を写真に写し込んだり、瞳にハートの光を写し込むのも女の子には好評なようです。

 

今回は表紙の光沢紙の反射を使ってほっぺにハートマークを入れ込んでみました。おばさんには縁がなさそうな技だな…。 

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虫撮りはまた後で… 

私は虫撮りにスマホは使わないのですが、虫や小さい部品などのマクロ撮影でもこのライトは便利そうです。

ちなみに、私はコンデジ用のLEDライトを持っていますが、あれはシャッターが下りる前からライトが光っていることで虫が逃げてしまうし、野外では光量が足らなくてお蔵入りでした。 (野外でこのライトを試してみたら、追記します)

 

*追記2016.12.30.

野外でも試してみました。

晴天時にマクロ撮影をしてみましたが、昼の太陽光の下では自撮りライトをつけてもつけなくても、あまり大きな変化はありませんでした。太陽光下では光量不足。

以前コンデジのLEDライトを試した時と同じ感じ。

この自撮りライトは、室内や夜間で、近い距離のものを照らすときに、効力を発揮するもののようです。

mushitomo.hatenablog.com 

他社の自撮りライト 

調べてみたら、他社からもLEDの自撮りライトがいろいろ出ていました。 

市販の自撮りライトは「付録」じゃないので、もう少し機能が充実しています。充電で使えるもの、光量が調整できるもの、持ち運び用の袋がついているものなど…。

 

上でも書きましたが、これらのライトはみんな「自撮り」を売りにしていますが、それ以外にも手元のものを撮るなど、いろいろと使い道はありそうです。

マクロ撮影のライトや懐中電灯の代わりにもなるので、カバンに入れておくとよさそうです。

  

 

iPhone向けの商品ですが差し込み式のライト。

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こちらもiPhone用ですが、スマホケースが光るもの。

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CanCamの写真特集がおもしろい!

実践的な写真マニュアル 

付録目当ての購入でしたが、本体も想定以上におもしろくて驚きました。 

CanCamを買うのは大学1年生のとき以来だから、もうずいぶんご無沙汰。若い子のファッション誌なんて私には用のない世界だから、自撮りライトだけ抜いたら本体はお隣りのお嬢さんに差し上げようと思っていました。

 

が、中身を見てびっくり!

 昔のCanCamはかわいいモデルさんが洋服をとっかえひっかえした写真や小物や化粧品の記事ばかりだったと記憶していますが、2月号のCanCamは、半分以上が写真の撮り方やレイアウト、フォトジェニックな場所についての記事でした。

最近の CanCamは変わったの? 時代遅れですみません。

私が20代のころは、テーマを絞った特集記事はan anの専売特許だった記憶があります。

記事の内容

タイトルだけ抜粋していきます。

 

We ♡ Kawaii PHOTO

かわいい写真を撮る方法

  1. 置くだけで写真が盛れる!フォト映えプロップス
  2. 「あの写真どうなっているの?」の全プロセス大公開
  3. 黒柳徹子さん流かわいい写真の撮り方
  4. 今旅したい6都市のフォトジェニックスポット
  5. おしゃれな写真にマスト♡なスタバ 

奇跡の一枚が撮れるまでの自撮りテク

インスタグラマー100人の素敵な世界

 

全体で252ページのうち、83~178ページが写真の特集になっています。

おばさん用に解説しておきますが、ここでの「かわいい」というのは可愛らしいという意味ではなく、素敵な、美しい、かっこいい、センスがいい、といった意味合いのようです(^^;)

写真がファッション 

今どきの年頃の女の子たちは、おしゃれは洋服だけではなく、どこでランチするか、どこに旅行に行くか、どんなネイルなのか…。それらすべてをInstagramTwitterで発信するんですね。

で、必要になってくるのが、おしゃれな写真やかっこいい写真の撮り方やレイアウト。

 

私はInstagramTwitterもやっていませんが、若者たちに流行中の写真のエキスのようなものがわかって、とても有効な記事ばかりでした。

 

デザインの世界もここ数年で従来とはがらりと印象が変わってきて、さっぱりしたシンプルなものが主流になりました。

写真もSNSのせいなのか、ずいぶん変わってきたようですね。驚いたのは、そのおしゃれな写真を、その辺の(すみません)素人の女の子たちがいとも簡単に撮ってアップロードしているということ。

スマホの機能も上がったし、アプリもいっぱい出ているから、細かい理屈がわからなくても、感覚的に処理できてしまうんですね。同じことを一眼レフで撮ってPC上で修正しようとすると、結構時間がかかります。

おばさんも乗り遅れないように… 

私はおばさんなので若い子の流行に乗るつもりはありませんが、仕事で作る物のセンスを問われるので、新しいセンスを理解しておかないと、時流に合ったデザインや写真になりません(^^;)

そういう意味で、今回CanCamの写真特集は大変勉強になりました。感謝!

 

ワードで、ポップ体のフォントを使って、ピース写真や無料素材のイラストを並べたデザインは今の時代にはもう古い。写真の配置の仕方でも、印象ががらりと変わります。

学校や地域のお便りや広報紙の世界では今も古いセンスが幅を利かせていますが、おじさんおばさんたちは、乗り遅れないうちに早めに気持ちを切り替えた方が良さそうです。

 

デザインの本はいろいろと目を通しましたが、写真の撮り方や配置を実践的に説明している点で、今回の CanCamはすごくいいマニュアルだと思います。

 

2月号はネットでは既に売り切れのようですが、わが街の本屋さんにはドーンと大きな山にして積んでありました。

CanCam(キャンキャン) 2017年 02 月号 [雑誌]

CanCam(キャンキャン) 2017年 02 月号 [雑誌]

 

 

私の結論!

昆虫撮影をスマホでやっている人って、それほど多くはないのでは?

撮りにくいし、動く被写体だから、一眼かマクロに強いコンデジで撮るのが普通でしょう。

なので、「キャンキャンの自撮りライトが昆虫撮影マニアに大人気!」という一連のネットの記事は、的確ではないように感じます。昆虫撮影と関係ない人が煽ってない?

 

でも、上で試した通り、室内での自撮りや手元撮影には確実に優秀です。 

他社の自撮りライトもそうですが、「自撮り」ばかりを売りにしないで、補助ライトとして優秀であることをもっと前面に出す売り方もあるんじゃないか、と感じました。

ファッション誌は「自撮り」を打ち出した方が、売れそうですけれど(^^)