部活の引退でスライドショーを作りました
高校生の子が部活を引退したので、スライドショーを作ることにしました。
体育館スポーツの卒部記念です。
連休の雨降りで、まずは最終試合のスライドショーを作ったところ。
この後、入部からの思い出スライドとフォトブックを作るという話が出ています。
※写真はAC無料素材より
まずは最終試合のスライドショーを作った感想と気がついたことをまとめてみます。
普段は虫や鳥の内輪受けのような動画編集ばかりしていて、人間が登場するスライドショーを作るのは初めて。試行錯誤の記録を残しておきます。
高校生にもなって親が作るのかというご意見は、そっと胸にしまってください(^^ゞ
今回使用したもの
動画編集ソフト
Microsoftのムービーメーカーを使用。以前はパソコンを買えば無料でついてくるソフトでしたが、今はなくなりました。
ネットからのダウンロードは危険という注意喚起が出ています。
新しく出たフォトというソフトがあまり好きではないので、昔ダウンロードしたものを自己責任で使っています。
余談ですが、わが子の同級生の女子たちが先輩を送るスライドショーを作っていましたが、今どきの子たちはスマホで撮って、スマホアプリでちゃっちゃと編集するようですね。
Photoshopで加工した写真
今回は体育館の中でのスポーツ写真。
私の安物コンデジでは体育館のスポーツはシャッタースピードが稼げずに明るく撮れません。
苦肉の策で、シャッタースピードを1/200、露出補正を少し上げて撮影。ISOは上限を800で。(本来はシャッタースピード1/200はスポーツには遅すぎます)
連写は1秒に約5コマで撮影。それ以上コマを多くすると、後の編集が面倒です。
帰宅後にPhotoshopで補正。
トーンカーブで明るさを上げて、カラーバランスで色調を整えました。
これは結構面倒な作業です。
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同行の人たちは一眼レフのオートで撮影していたようです。
オートだと勝手にISOの数値が上がるのでモニター上は明るい写真が撮れますが、一定以上に拡大すると粒子が粗い写真になります。(印刷すると汚くなる)
あと、シュートなどの決定的なシーンを撮るのは、オートフォーカスが迷って遅れたり、ブレそうです。
素材はどうするか
写真か動画か
今回作ったスライドショーは、長さ約5分、写真は約170枚。
動画も撮りましたが、今回は使いませんでした。
5分に収めるには170枚はちょっと多すぎたかもしれません。
1枚ごとの表示時間をそれなりにとらないと、見ている人が内容を追えません。
個人的な感覚としては、
最低でも、集合写真は6秒、個人写真なら3秒の表示時間が必要かな。
本人たちが見れば誰のプレーかわかると思いますが、保護者や部外者(これは想定外)だと、切り替わるのが速すぎてついていけないかも。
YouTubeで卒団や卒部のスライドショーをのぞいてみると、私の感覚よりももっと長めの表示時間が多いようです。
連写した写真をGIF動画風につなぐ
動画を使わない分、連写した写真を間隔を短くしてつなぐシーンを作りました。
全部を同じ表示時間にせず、最初のコマを2秒、その後は0.5秒で、最後のコマは2秒で表示。加速するスローモーションっぽくしました。
最初のコマを長くしないと、誰のプレーかわかりにくかったので。
次回、もう一つスライドショーを作る予定ですが、動画を載せるならスロー再生で切り取って載せようかと考えています。
長さをどうするか
セレモニーのバックに流すなら長め
少年野球の卒団式のようなセレモニーのバックに流すのなら、10分とか20分でもいいのかもしれません。
ワンシーンごとの表示時間も8~10秒ぐらいに設定して、ゆっくりと拡大や移動させるのもいいのかもしれません。
ただ、長くて遅いと、後で見る時に冗長に感じてしまうかもしれないですね。
LINEで送るなら5分で軽め
今回は、子どもたちにも保護者にも金銭的な負担をかけないで配布しようとしたので、グループLINEに載せることにしました。
調べたところ、現在は、LINEに動画を上げるのは「制限時間5分、容量は無制限」ということになっているようです。(ルールはだんだん変わっている)
ということで、5分のスライドショーを作りました。
が、アップロードしようとすると途中で止まってしまう。
音楽だの重たい画像だのを載せると重たい動画になってしまうのか…。
最初に作ったのは5分で552,308KB(約552MB)。これは「5分間」という制限内だったのに、LINE側からもっとカットするようにという指示が表示されて、全体をアップすることすら不可能でした。
次に、画質を落とした5分で290,355KBの動画を作成。これも、アップできるグループとできないグループがありました。(家族のグループLINEでお試し)
最後に、画質を落とした状態で、さらに何シーンかカットして270,803KBにしてみたら、やっと、どのグループLINEにもアップできるようになりました。
動画編集よりも、LINEに載せる方が手間がかかったかも…。
LINEの動画は画質が落ちる
Twitterでもそうですが、アップすると元の動画よりも画質が落ちます。
いったんLINEにアップしたものをダウンロードして画質を確認したところ、遠目の画像は顔がつぶれて誰だかわからなくなっていました。
なるべく大勢が入った写真を使いましたが、LINEなど共有することで画質が落ちる手段を選ぶのなら、画質が落ちても顔がわかるぐらいアップの写真を使った方がよかったようです。
手頃な写真がないなら、既存のものをトリミングして使えばよかったのかも。
共有の手段が課題
今回LINEで共有してみて画質がかなり落ちることがわかったので、入部からの思い出スライドは共有の仕方を考え直した方がいいのかもしれません。
みんなにそれほど思い入れがなければいいのだけれど。
保護者によっては子ども以上に熱を入れていた方々もあるので、検討中です。
いままでスポ少や部活の写真まとめを度々やってきましたが、保護者の温度差が一番の課題かも。いくらかけても構わないという方もいれば、一銭も払いたくない人も…。
※追記
作った動画をドロップボックスにアップして、そのリンクをLINEに送れば、元の解像度のまま動画が無料で送れるのに気がつきました。
編集で気がついたこと
写真にはすべてアニメーション
スライドショーの一番の魅力はアニメーション。画像を動かすことです。
動画ソフトにもよるかと思いますが、私が使ったものは、
●画面が切り替わる瞬間に入れるアニメーション(下図の赤丸)と、
●写真自体が動くアニメーション(青丸)、
が入れられます。
「切り替え」のアニメーションはシーンごとに全部入れた方がよさそうで、「写真を動かす」のは、内容に合わせてやり方を変えたがいいようです。徐々に拡大したり、回転させたり。
走ったり方向性のある写真は、それに合った向きや角度のアニメーションを入れると、躍動感がぐっと増しますね。
もっといいソフトだと、写真を重ねたりいろんなことができるようですが。
ただ、アニメーションの入れすぎも見ていて落ち着かないので、メリハリをつけるのがおすすめかな。
アングルの違う写真を混ぜる
以前に卒団用のフォトブックのところでも書きましたが、スライドショーも、個人写真だけとか集合写真だけではなくて、広く背景をとったものも混ぜた方がよさそうです。
横顔アップとか後ろ姿も。
同じようなアングルが続くと、見ていて飽きます。
写真を撮る時に、プレイと整列だけでなく、応援や背景、できれば試合前後の緊張した姿や泣き崩れる姿も撮っておいた方がいいかもしれません。
少年野球なら親が入り込む余地もありますが、高校生にもなると、そんな裏側には入りにくいですね。
集合写真は表示時間多めで
写真の共有をしていても感じますが、みんなが見たいのは、結局自分またはわが子のアップと集合写真。
集合写真の表示時間は特に長めにした方がよさそうです。
私はLINEに上げるために短くしてしまいましたが、10秒ぐらいとってもよかったかも。
メンバーに偏りなく
今回は最終試合中心の内容だったので、ほとんど登場しない子も何人かいました。
やむを得ず集合写真でカバー。
入部からのスライドショーを作る時は、偏りなく写真を選ばないとだめですね。
音声と選曲
無料素材の音楽が便利
今回は一日で作ったので無料素材の音楽を張りつけました。
「スポーツ」とか「疾走感」などで検索すると、ほしい内容の音楽が短時間で選べるのが便利です。
ほかの無料素材のサイトも聴いてみましたが、ゲームの音みたいでちょっと私にはなじめませんでした。
つなぎ目をスムーズにするために「フェイドアウト」を設定。
はじめは自宅にある子どものCDから選ぼうかとも思いましたが、好き嫌いもあるだろうと思って、シンプルでかっこいいものにしてみました。
応援の声も入れたい
応援の声も入れたいと思って試合会場で動画も撮りましたが、きれいに入りませんでした。なんだか遠くで叫んでいる感じに…。
あの雄たけびのような低音の応援を収音するには、もう少し機材を工夫する必要があったのでしょうか。
ほかの人のビデオにどのくらい入っていたか確認しようと思います。
個人情報の流出
最近はLINEで簡単に共有できるようになったのは便利ですが、外部に流出しないかが心配です。
今回作ったスライドショーも、このブログには載せられません。サンプルがないと話が伝わりにくいですね(^^ゞ
「この写真を使っていもいい?」と許可を求めてくる人もいますが、本当のところは、私の許可ではなくて、写っている本人たち全員の許可が必要。
顔が写っていない写真ならいいかなと思ってうるさくは言いませんが、難しいところです。
YouTubeを検索すると、卒団や卒業記念のスライドショーがたくさん見つかります。
メンバー全員の顔と名前を載せた紹介シーンのあるものも多いようですが、苦情を言う人はいないのかな。
親の介入の是非
下の子の部活は試合会場が遠いこともあって、最終試合の日まで一度もきちんと観戦したことがありませんでした。
保護者によっては、ほぼ全試合送迎と観戦をされていた方も。
次回の作業は、ほかの方が撮られたビデオや写真をお借りすることになります。
高校生になって親が干渉することがどうなのか。
私も思うところがありますが、ほかの全然不慣れな方がスライドショーやフォトブックを作るのは見るに忍びなく、作業することにしました。
今まで写真撮影も、ほかのことでも、全然協力しなかったお詫びの気持ちもありまして、手を出すことといたします。
進学校なので、子どもの勉強の時間を減らしたくないという保護者が多いのかもしれません。
が、私がこの高校に五年間子どもたちを通わせてきて、部活やクラスの活動に全力を投入していても、大学進学でもすばらしい成果を出している子たちも見てきました。
難しいところです…。
おしまいに
出来上がったスライドショーは、実際のプレイよりもかっこいい感じになりました。ヒーロー感がいっぱい。BGMとアニメーションの効果は絶大ですね。
ビデオよりもフォトブックよりも、感動させられる効果は大きいかも。
こんなことなら、少年野球のころから作ればよかったです。
▼フォトブックで卒団アルバムを作ったお話。
▼上の子の時の高校の部活のお話。
▼スポーツ写真、私はシャッタースピード優先で撮っています。