写りたがりな子・写真嫌いな子
何年も大勢の子どもたちの写真を撮っていると、いつも写っている子もいれば、後の方にちょっと写りこんでいるだけの子もいます。
「だからなに?」という話なのですが…。心理分析などはできませんが、今まで感じてきたことを、この際ですからまとめてみようと思います。主に、今住んでいる街の小中学校、ちょっと高校生の子たちのお話です。
ちなみに、ここでは何度もお話していますが、私はプロのカメラマンでもなんでもありません(^^;)
オーラのある子
撮影に行くと、つい目が行ってしまう子たちが、どの学年にも必ずいます。
運動会やプールで、運動ができて背の高い子は目立ちますが、それだけではない何かがある子たちがいます。
明るくて元気いっぱいで、楽しんでやっている雰囲気。必ずしも顔立ちがきれいでなくても、人を引きつけるオーラを感じます。たぶん本人は、目立とうと思ってやっていないはず。
ほかの人と撮りに行っても、やっぱりその人も同じ子をメインに撮っていたり。
こういう子が芸能人になるんでしょうか?
ピースをして駆け寄る子
私がいつも行くので慣れているせいもありますが、「わーー!」っと笑顔で駆け寄ってくる子たちが必ずいます。
「撮って、撮ってー」という感じ。
男子は、だいたい撮ってもらえば満足して去っていきます。
女子の場合は、「えー!今、ワタシ目つぶっちゃったからもう一回!」などと、注文が多い子が多く、おまけに「後でママにラインで送ってー」ということも。
だいたい、ピースしにくる子は同じメンバーです。私は、密かに「ピースマン」と呼んでいます。
これって、親が授業参観に来てくれないとか、愛情に飢えているから私でもいいのかな?とも感じるんですが、どうなんでしょうか?
明るくて元気いっぱいな写真が撮れますが、自然体ではないので活動報告の写真には不向きかな。
必ずこちらを向く子
どんな団体、どんな行事でも、頼まれなくても必ず顔をこちらに向ける子たちがいます。
「ピースマン」と違って、自然な感じでカメラを向くので、その子の写真が圧倒的に多くなります。学年が上がると、「やってる感」を出しながら顔をこちらに向けるので、さらに巧妙です。
私も撮ってしまいますが、そういう子は学級通信などにもよく載っています。
リーダーではないけれど、「俺は自信あるぞ」という感じの子が多いでしょうか。ちょっと屈折した感じを受けます。
逆に、学級委員やキャプテンをよくやる子たちは、意外にも、声をかけないとこちらを向きません。
顔を隠す子
活動風景を撮っているだけなのに、過剰に意識して顔を隠す子もいます。
別に普通にしていればいいのに、かえって目立ってしまいます。
嫌がる子を無理に撮る気はありませんが、集合写真が困ります。一人だけ下を向いて顔を上げなかったり…。
仕方がないので、私が道化になりきって、笑わせたり無駄話をしたり。相手が油断したところを連写。
こういう子は、ふだんも喧嘩やトラブルで名前が出たりします。「自分」を強く持っていて、他人には合わせたくないのかも。意外に大物になるかな?
さりげなく写らない子
何度撮影に行っても、全然写真に写っていない子もいます。
本当に影が薄くて目立たない子もいますが、観察していると、自分の意思でさりげなくカメラがないところに移動している子も。
私はあまのじゃくなので、そういう子を追いかけてこっそり撮ってみたりします。撮られると、まんざらでもないような感じなので、恥ずかしがり屋なんでしょうか。
若い先生なんかだと、こういう子のことを見落としてしまうかもしれませんね。
わざと変顔する子
カメラを向けると、わざと変な顔をする子もいます。
正式な場所に写真を出す時には、そういう顔はちょっと困ります。
幼稚なのかな? わが家にも一人そういう子がいますが。
目をつぶる子・よそ見をする子
野球のように集合写真に慣れている子たちでも、「撮るよー」と言っているのに、写真の時に目をつぶる子がいます。
「こっち見てー」と言っているのに、顔はこちらで目はよそを向いている子もいます。私の後ろにいるお母さんを見てる?
目をつぶる子はいつもつぶるし、よそ見の子はいつもよそ見します。
いやいやだから集中できない?
中学生になると、コンタクトレンズの子が増えるからかもしれません。最近は、女子だけでなく、コンタクト男子もいっぱいいます。
カメラを睨む子
声をかけると、こちらを睨みつける子もいます。
私が嫌いなのか、いやなことがあったのかとも思いますが、そうでもないみたい。
直接話すととてもフレンドリーだったりするので、人前でへらへら笑うのはカッコ悪いと思う古いタイプなのでしょうか。
肖像権の侵害とか、大人じみたことを考えているのかもしれません。
おしまいに
とりとめのないまとめでした(^^;)
何百人もの大勢の子たちを見ていると、わが子のしょうもないところも、まあ致し方ないかなと思えてきます。
写真を撮りに行くだけで何がわかるかと言われそうですが、同じ部活の子などには数え切れないほどカメラを向けています。集団としては、同じ学年を小中合わせて何回も撮りに行っています。
親御さんが知らない一面や成長ぶりも、私の方が知っていたりすることもあるかと思います。
お子さんの性格や学校生活が心配なお母さんは、PTA役員や部活の世話役になって、いろんな子をのぞいてみると、わが子を客観的に見られるようになるかもしれません。
わが家の子たちは、残念ながらオーラもないし、ピースマンでもありません。ひっそり型で、ちょっと歯がゆいです。
ちなみに、ピースをするのは日本人だけの文化のようですね。高校生でかたくなにピースをしない子がいましたが、彼女は帰国子女なのかもしれませんね。
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