虫はともだち

虫の本の紹介、写真撮影、子育て、いろいろ…

庭で虫となかよくする

私は、花が好きだったから庭つきの一戸建てを選んだのですが、花も育ちましたが、虫たちもいろいろと居ついて、子どもたちは虫に親しんで育ちました。 

マンションは、蚊も来ないし、雑草取りや庭木の剪定もいらないから快適ですが、小さくても庭があると楽しいです。 

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↑ おそらく庭で羽化したばかりのアオスジアゲハ

 

小さい子にとっての庭の虫の定番は…

地面の虫は、ダンゴムシ、アリ、ミミズ、ナメクジ…。

枝先の虫は、イモムシ、カマキリ、テントウムシ、バッタ、ハチ、アブラムシ、カメムシクサカゲロウ…。

カブトを大量に飼っていると、フェロモンのせいか、森からカブトが飛んでくることもよくありました。

 

子どもが一番はまったのは、クモでした。

クモって、昆虫ではないので昆虫図鑑にも少ししか乗っていませんが、ちょっとした庭だと、10種類くらいは簡単に見つかります。年間を通して観察したら、環境にも寄りますが、20~30種類は見つかるはず。

お母さんが「キャーキャー」言わなければ、どんどん見つけてくるはずです。

よく見ると、かなりきれいなクモもいます。 

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↑ ユズの葉裏に隠れるワカバグモ

 

ちなみに、今、庭で見かけるクモは、

網を張るクモは、ジグモ、ジョロウグモ、ヒメグモの仲間、コクサグモ。

網を張らずに徘徊しているクモは、ササグモ、ハナグモ、コモリグモの仲間、ハエトリグモの仲間など。

ちょっと思い浮かべただけで十数種類はいます。

 

庭のクモは、毒のあるものもまずいません。網を張るクモは、ほとんど移動しないので、子どもの観察にはぴったりだと思います。

 

クモ嫌いなお母さんが多いと思いますが、クモは益虫です。花壇や家庭菜園のアブラムシやカメムシを食べてくれて、虫の増えすぎを抑制してくれます。 

 

庭の虫の観察は、小さい子の遊びだけじゃなく、小学生の自由研究にも使えます。小学校1年生の自由研究で庭の虫たちを見つけて観察していったら、最終的にはひと夏で100種類以上の虫たちが見つかりました。小さな庭にそんなに生きものがひしめき合っていたなんて、私の方がびっくりさせられました。 

 

↓ 幼稚園の先生が「虫を飼うこと」について書かれた本です。

虫にやさしい園が増えるといいな…と思います。

保育園・幼稚園でのちいさな生き物飼育手帖

保育園・幼稚園でのちいさな生き物飼育手帖

 

  ↓ クモの図鑑はいろいろありますが、一番手ごろなのはこれかな?

クモハンドブック

クモハンドブック