虫はともだち

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ママ友地獄と言うほどではないけれど 私の体験談と教訓

男子を2人育てたので、私もママ友トラブルの経験はそこそこあります。

 

私にとってのママ友地獄はどうだったかというと…。

子どもたちが就学前の時期は、夫の単身赴任や長期出張が多く、子育てと虫とりで大忙しで、いちいち振り回されたり落ち込んでいる暇はなかったというのが本音です。

若いお母さんたちが思い込んで何癖をつけてきても、ドラマに出てくるほどは落ち込みませんでした。

 

今となっては何の恨みもありませんが、ちょっと振り返ってみようと思います。

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↑ 写真は無料素材ACさんより

人にたかって楽して育児 

ベビーサークルの解散 

上の子が赤ちゃんのころ、数人でベビーサークルをやっていました。

「開催場所は交代でメンバーの家で」という話になったのですが、実際に集まるのは、私ともう一人の家ばかり。赤ちゃん親子が集まるので、前日には座布団を干して、バスタオルをたくさん用意して、飲み物や軽食を用意…、けっこう大変でした。

 

もう一人のお母さんが体調を壊して入院。私も腰痛で動けなくなって、「一人百円程度かかるけれど、集会所で集まっては?」と提案してみたら、「もう集まるのは止めましょう」ということになり、サークルはあっさり消滅しました。

<教訓>

みんなタダで布団もおやつも出てくる場所が欲しかっただけだったのかな。赤ちゃんでも、集まりを考えるなら、集会所や公園にするのが平等でしたね。

託児所扱い

わが家を託児所扱いされて、いろんな人に絵本やおもちゃをドンドン持ち出されたこともありました。

一応「貸してね」と言って持って行くんですが、返してくれる人はほんの一握り。たくさん貸したお母さんに「下の子が使うから、そろそろ返して」と頼んでみたら、「家に置く場所がなくて、実家に送っちゃった」ということも。

 

子どもを連れて来て、「〇〇時になったら迎えに来るから」と出ていくお母さん。お昼の時間を狙って親子で遊びに来て、ご飯を食べていく親子もいました。

そういえば、いつもわが家で下の子たちを昼寝させているお母さんもいました。何人もが毎日のように寝ると、それ用の布団が必要です。

 

「まあ、子ども同士が楽しかったんだし、社会性もつくだろうから、よしとしよう」と考えて、見返りを要求することなく過ごしていましたが、あれからずいぶん経った今、まだつき合いがあるのは、私から搾取しなかった人ばかり。

 <教訓>

ある程度毅然とした態度を見せて、ギブ&テイクの関係にするべきでした。

ただ、わが家は転勤族で、新しい土地で生活を始めることが多く、無下に他人に厳しく出来なかったせいもありました。

何かを目当てに近づいてくる人とは長続きしないということでしょうね。

グループ外しで追いつめる

まだ、スマホもLINEもない時代のお話です。

下の子が年少のとき、クラスの子に馴染めなかったようで、同じクラスの母親たちが私たち親子を外して行動していたことが、年長になってから判明しました。

年少と年中の2年間、年少クラスのお母さんたちは、私抜きでランチや習い事を楽しんでいたそうです。(そんなこと、私には一生黙っていればいいのにね…)

 

年少時代は、新任だった担任を巻き込んで、「あの子が悪い」と総攻撃。年少の間、私は、会う人会う人にひたすら頭を下げて暮らしていました。

 

が、年中でベテラン先生の担任になって、うちの子ばかりが悪くなさそうだということがわかりました。

お兄ちゃんがいて、大勢の仲間の中でもまれて育ったうちの子と、母子密着で大切に大切に育てられたほかの子たちの間には、お互い理解できない溝があったようです。

 

年長になったら、ほかの子たちもすっかりワイルドになり、逆にわが子にあこがれる子まで出て来て、お母さんたちも私にどう接していいのか困っているようでした。

年少のときのメンバーが、私たちの虫とりについてきたりするようにもなりました。

 

2年間も意図的に外し続けて、年長になってから、私を招いてそれをみんなの前で面白おかしく暴露されました。

私が若くてナイーブなお母さんだったら、ショックで転園してしまったかも。

<教訓>

幼稚園のお友だち以外にも、近所や上の子つながりの関係があったので、それほど落ち込むこともありませんでした。一つの世界にしかつながっていないと、ダメージを受けた時のリスクが高いです。 

担任のベテラン先生が、しっかりと私の心の支えになってくださったのも、ありがたかったです。幼稚園の先生って、こんな親のフォローまでしなくちゃいけなくて、大変ですね(^^;)

透明人間扱いで無視を決め込む

個人的に一番落ち込んだのは、仲が良かったはずのお母さんに、ある日突然、まるで私が存在しないかのように扱われるようになったことでした。

 

私は、普段ぺこぺこしているので、みんなからは実態以上におバカなおばさんだと思われているふしがあります(^^;)

どうもそこの子よりもうちの子が成績がよかったのが癪に障ったようでした。「おバカ親子だと思っていたのに、優等生のうちの子よりも点数がいいなんて!」「だまされた!」と腹が立ったのかもしれません。

子どもの成績向上に全身全霊を掛けるお母さんでした。

あれ以来何年も経ちましたが、人が集まって話し合いをしていても、私は透明人間扱いです。

その人が思っているほどうちの子は優秀じゃないのに。残念だけど(^^;)

 

私自身かなり傷ついたし、周りのみんなも変に思うだろうと思って、親しい友人に相談してみたこともありました。

<教訓>

嫌いな人を透明人間扱いする母親って、結構いるみたいですね。特に、子どもに性別や習い事などの共通点があると、比べてしまって嫌悪感を持つようになるみたい。

一緒にスイミングに通っていて、片方の子が級が上がったから決別したとか…。

母親って、めんどくさい。

おしまいに

子どもも高校生ぐらいになってしまえば、子ども同士を比べたり、お母さん同士足並みをそろえたりする必要もなくなってきます。

ママ友問題は、普通のお母さんは幼稚園ぐらいまでの辛抱で済みますが、野球やサッカーなどのスポーツ少年団を始めると、小学校高学年まで、場合によってはその後も続きます。

ご近所で、中学生の野球チームのママ友トラブルで退団したという話もありました。

 

PTAでの親同士の関係もかなり面倒なことがたくさんありましたが、あれは「ママ友地獄」というよりも、大人同士の小競り合いかな?  

わが家にとっての次なる地獄は、町内会地獄かもしれないです…。 

mushitomo.hatenablog.com

ママ友トラブルを扱った小説

ママ友地獄を扱った小説を集めてみました。 

森に眠る魚 (双葉文庫)

森に眠る魚 (双葉文庫)

 
悪母

悪母

 
マザーズ (新潮文庫)

マザーズ (新潮文庫)

 
ハピネス (光文社文庫)

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七人の敵がいる (集英社文庫)

七人の敵がいる (集英社文庫)