コロナ自粛でペットの飼い主として考えたこと
コロナ禍になって、人間生活は大きく変わりましたが、最近気になるのは飼っている犬のこと。
犬がいるから、ずっと籠ってる生活でも癒されて感謝していますが、喜んでばかりもいられないのかも…。
自分自身が感染したらペットはどうなってしまうのか、これが一番の心配です。
今こそペットの出番
ずっと家に籠っているとマイナス思考も湧いてきます。
そんな時にいつもくっついてくる愛犬は、平常時に増して慰めになっています。
犬がいるから散歩で歩く機会もできるし、いつも通り夜の虫観察の大事なお供です。
「犬がいてよかった」と今ほど感じたことはありません。
子どもが反抗期の時にも助けられましたが、これほどではなかったかも。
ただそばにいたり、時々意味もなく走り回って笑わせてくれるだけですけれど。
留守番ゼロから分離不安
コロナ禍になって、犬が留守番をすることがなくなりました。これは犬にとっては大きな変化です。
外国のように犬が電車に乗ったり職場に行けたりするのと違って、日本は飼い主が出かける時はペットはお留守番。
わが家の犬も、家に来た翌週からケージで留守番をしています。
はじめのころは、留守番をしていると糞尿を散らかしたり、ケージから出るなりおしっこをしたり、大変でしたが、最近は自分からハウスに入ってくれます。
それでも、早朝から夜までの長時間の留守番がたまにあると、自分の毛をむしって炎症になることが今でもあります。
今まで日中家にいなかった息子が、ご飯や散歩をするようになって、すっかり懐くようになりました。小学生のころ以来です。
犬も息子も幸せそうで何よりとは思いますが、コロナ終焉後、元の留守番のある生活に戻ったら、分離不安が心配です。
毎日誰かしらにぺたりとくっついている生活から、急に一人ぼっちになったら元のようにおとなしく待っていられるのでしょうか…。自粛解除後の愛犬が心配です。
トリミングサロンに行けない
わが家は自宅でカットをしているので、何年もサロンを利用していません。今回の自粛要請では、これは本当に助かりました。
トリミングサロンは休業したり、密を避けて予約を絞っているところもあるようです。
心なしか、最近散歩で会うわんこたちがボサボサな気がします。
うちは、私のスキル不足のせいでいつもボッサボサですが(^^ゞ
先日も、一番の仲良しさんのプードルがあまりにも別の犬のようになっていて、素通りして後から気がつきました。
爪切りはアスファルトを散歩することで自然に削れそうですが、肛門腺絞りなんかはどうしているのかな? 他人事ながら気になります。
散歩の交友関係
犬の散歩は、犬友さんたちに会ってお話しするのも楽しみの一つです。
犬のことや、子どもたちのこと、近所の工事のこと、飼い主の体力のこと…。
今回ソーシャルディスタンスが言われているので、散歩中もあいさつ程度で立ち話をすることもなくなりました。
なくなってわかる井戸端会議の大切さ。
あれは犬だけでなく、私にもいい気分転換だったし、貴重な情報源でもありました。
よその犬への対応
ほとんどの飼い主さんは、自粛要請が出て、挨拶だけの「すれ違い散歩」になったのですが、「人間同士は距離をとっても犬は別」だと思っている人もまだいます。
「かわいいねえ。よしよし」とか「抱っこっさせて」とか。
なかなか言いにくいのですが、うちのわんこに触らないでほしい!
専門家の解説でも、犬の被毛にコロナウイルスがつくと書かれています。私が不顕性感染でウイルスを持っていたら、うちのわんこにウイルスがついているだろうし、相手の方がそうなら、相手のウイルスがわんこについてしまいます。
どうもその辺がわかっていない人が多いようです。
犬を飼っていないみなさまも、どうか今の時期はよその犬には触らないでほしいです!
ペットから人へ
犬猫も新型コロナにかかったとか、猫はかかりやすいなどの情報が出ています。人間への影響もまだはっきりとわからないのに、ペットのことまで確かな情報が入るのは、まだ先だとは思います。
▼厚生労働省のサイトはこちら。
現状は犬猫から人にかかる例はないようですが、新しいウイルスだし、変異する可能性もあるし、注意するに越したことはないようですね。
とりあえず、犬がウイルスを運ばないように、あまり人通りの多い散歩道や時間帯は避けています。
外国は靴の生活で、靴についたウイルスが家に入るという報道もありました。犬の脚は消毒できないし、私には脚を拭くくらいしかできることはなさそうです。
感染者のペット
一番気になるのが、「自分が感染者になってしまったらペットはどうなるのか?」ということ。
▼東京都獣医師会のサイトが参考になりました。
新型コロナウイルスに関して、Q&A
感染者のペットにはウイルスがついているから、ペットの体を洗って、しかるべきところに預けることが推奨されています。
わが家の場合、私以外の家族が感染した場合は私が家でわんこを洗って、感染者とは別の部屋で暮らすことにすればいいのですが。
私自身が感染してしまったら…。
万が一新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前に済ませておくべき
「ペットを預ける準備のポイント」をご紹介します。(2020.04.27現在)
プードルを洗って乾かすのは初めての人には大変な作業です。何年もやっている私(素人です)でも、3時間以上かかります。
家の中で私の姿が見られないと、家中を探し回ってしまうわんこを、ちゃんと隔離できるのでしょうか。クウクウ、ワンワンと大騒ぎしそうです。
ウイルスがついているかもしれないわんこを高齢の親に預けるわけにもいきません。
とりあえず今できることは、いつも食べているフードを多めに準備しておくことと、持病の薬、予防接種や診察券をまとめておくことかな。
アニコムの取り組み
アニコムのペット保険を契約しているのですが、契約者には定期的に動物愛に満ちた熱いメールが届きます。
この度、コロナ感染者のペットを無償で預かってもらえるというありがたい仕組みが始まったそうです。
実際に申し込んだわけではないので、どのくらいの預かり先が確保されていて、地域としてはどこまでをカバーするのかもわからないのですが、どうしてもの時はこういう方法もあるようです。
ペットレスキューカード
新型コロナに限らず、一人暮らしの人に急に何かがあった時のペット保護のために、カードを携帯しようという「ペットレスキューカード」をイラストレーターのハセガワ・アヤさんが考案されています。
おしまいに
ニュースやTwitterを見ていると、最近は新型コロナに感染された方の病状の経過などはわかるようになってきました。
ただ、自宅で飼っていたペットがどうなったかのニュースはまだ見かけません。志村けんさんが家政婦さんに頼まれたわんこはどうなったんでしょうか。
中国やスペインで、ペットたちが自宅に置き去りにされて、レスキューの方が救出に行かれても数が多すぎて間に合わないというニュースをやっていました。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭だと、人間の子どもをどうするかの方が大問題だとは思いますが、家族同然に暮らしているペットがどうなってしまうか、私には重大問題です。
広がるコロナウイルス感染で取り残されたペット達|ワールドペットニュース|ペット大好き!