技術評論社「ずかん」シリーズ 斬新な写真が新しい図鑑
2014年から次々と発刊されているシリーズです。虫以外の本もあります。
初めて本屋でこのシリーズに出会った時は、とても衝撃を受けました。今までの子ども向けの昆虫解説本よりも、さらに一歩も二歩も踏み込んだ内容です。
一番最近出版された「さなぎ」の感想は…。
木材や土の中にいる蛹をスパッと断面から切りとって、さなぎの様子をリアルに撮影。
蛹をつぶさずにどうやって断面から撮れるのか、とても不思議です。
昆虫は、家に持ち帰って飼育してみると、意外な姿を垣間見ることができます。
それでも、木材の中に潜った虫たちや繭の中の様子は、のぞくことができないので、想像するしかありませんでした。
この本は、採集でも飼育でも見られない、今まで謎だった世界を見せてくれます。
めくっても、めくっても、蛹写真が続きます。虫が苦手な人は、蛹のオンパレードにくらくらするかもしれません。
私のように、見られなかったものが見られる驚きで引き込まれる読者には、とても魅力的な写真図鑑です。
生態が面白い虫は、蛹だけでなく豆知識のような解説もあって、なるほどと感心します。蛹と成虫が一緒に載っているので、「今まで正体不明だった蛹があの虫だったのか~!」とつながる驚きもありました。
説明が詳しいので、小さい子から大人まで、みんなが使える図鑑です。
ソフトカバーなので、本自体が重たくなくて、手になじみやすいところも気に入っています。
「ずかんシリーズ」は面白そうなものがいろいろ…
主な内容は、技術評論社のHP「ずかんシリーズ」で。
最近の技術を使って作ってあるので、従来のものと比べると目新しさを感じます。
「ずかんシリーズ」で、虫以外の図鑑は…
画像をクリックするとアマゾンの説明画面に飛びます。