虫はともだち

虫の絵本や図鑑の紹介、写真撮影など、いろいろ…

読み聞かせボラグループを立て直したい

読み聞かせボランティアって、どこも下火になっているのでしょうか?

メンバー不足で困っているわがグループの現状を考えてみました。 

 

私は小学校の読み聞かせボランティアのグループに所属して6年目になります。入った当初はメンバーが多く、出番待ちになるほどでした。

ところが最近は、人数がギリギリで、学校に読み聞かせの回数を減らしてもらっているような状況です。メンバーはほかの読み聞かせ団体とのかけ持ちが多く、そちらも人手不足で大変そう。

 

発足当初は大変だったらしい  

この会の発足当初は、学校もこの街の教育界も読み聞かせに理解がなく、「お願いして読み聞かせの時間をとってもらっている」という状況だったそうです。今から二十年くらい前の話です。中学が荒れていて、何か役に立てばと考えて読み聞かせを提案したのが始まりだったとか。

今では、学校の方が「もっと入ってほしい」と言ってこられます。荒れていたなんて嘘のような小学生や中学生。発足メンバーが聞かれたら、感激で涙してしまうかも。

 

一斉読み聞かせって、意味あるの? 

家庭での読み聞かせがどんな役に立つのかは、お母さんたちは説明されなくても十分にわかっているでしょう。精神的な安定、文字や本への好奇心、未知の世界へのいざないなど、数え切れません。

 

学校での一斉読み聞かせは、家庭のとはちょっと違います。 

小学生にもなれば、自分で絵本は読めるのです。それなのに大人がわざわざ読みに行く理由はなんでしょうか。

 

わが団体やご近所の団体のお母さんたちに聞いてみると、「慌ただしい学校生活の中でほっとする時間を持ってほしい」という方が多いです。 「読み聞かせ初心者だったころは、6年生への読み聞かせは、勝負を挑む気持ちでやっていたけれど、今は童心に帰ってもらいたくてやっている」と言っていた人も。

 

集団で一緒に聞く読み聞かせは、仲のいい友達と一緒に笑ったり驚いたり、しんみりしたりできるのがいいところだと思います。「共感を楽しむ」とでもいいましょうか。

 

たいした筋書きではなくても、一斉読み聞かせだと大うけしてくれるタイプの絵本が存在します。家で読んだらシラケそうなナンセンス絵本が、友達と一緒だと大いに盛り上がるのです。

こればっかりは、集団に読み聞かせをやってみないと知りえない世界でした。読んでいるこちらも、テンションが上がり、教室全体が一体化する達成感があります。

この感覚も好きだから、私は読み聞かせを続けています。

  

どんな絵本が多いか

 メンバーが読んだ本は活動記録でわかるので、拝見していると、ちょっと幼稚園向けかと思われる本が多いかもしれません。泣ける絵本や考えさせられる絵本、知識の絵本はあまりありません。

 

たしかに、絵がはっきりしていて落としどころがわかりやすい絵本は子どもたちに受けがいいです。立ち歩く子もいたりする中、ごちゃごちゃと複雑なお話で気を引くのはむずかしいかもしれません。

 

読み聞かせといえば「かわいそうなぞう」のような感動ものを静かに読むのがメジャーなのかと思って入会しましたが、少なくともわが小学校では、シリアス物は少ないです。中学になってくると(←取材に行ったので)、シリアス物も増えますが、やっぱり笑える絵本が多いようです。

素人のお母さんが30人からの子どもたちの注意を引きつけるには、こういう傾向になってしまうのかな…。

 

ちなみに、私はプロフィールにも書いているように、虫や生きものの絵本が多いです。油断していると、説明部分が多いところで、子どもたちの様子がグダグダになることも…。難しいです。 精進します。

 

先生にも聞いてほしい 

わが小学校は、「教育相談」と称して、読み聞かせの時間に、先生と子どもの個別面談をやる日が多く設定されています。先生がそばにいないと、全然集中できないクラスも多いです。

先生に聞かれるのはかなり恥ずかしいですが、できるなら一緒に聞いてほしいです。ベテラン先生になると、読んだ内容を受けて子どもたちにちょっとお話をされる場合もあって、読み聞かせがうまく機能しているなと感じます。

感動したり、驚いたりしても、反応が薄い子も多いのですが、先生がひとこと「これはびっくりしたな~」と言われると、「そうだよ!かわいそうだよ!」「見たことあるよ」などと、次の授業の準備をしながら口々に話し始めて、絵本の世界を友だちと共有できているのが楽しそうです。

 

「読み聞かせで感想を聞いてはいけない」というのが読み聞かせ業界(?)の鉄則で、諸先輩に噛みつかれそうですが、「関連の話をする」というのはまた別の次元の話だと思います。

 

サロン的な団体だった

少し前までは、メンバーは上位成績者の子のお母さんがかなりを占めていました。お子さんが成長して高校に進まれたご家庭は、難しい進学校ばかり。

読み聞かせを目的に集まった団体でしたが、実質は優等生のお母さんのサロン的な存在でした。家庭教育や受験対策で困ったら、適切な回答をくれるお母さんがたくさん。私のような転勤族の母には、心強い存在でした。

 

最近のメンバーを見ていると、多動や不登校でお悩みのお母さん、支援学級の子のお母さんが多いように感じます。わが家も順風満帆な子育てとはいいがたく、苦労を分かち合える場になっています。

 

わが小学校は、教室でじっとしていられない子や先生がかかりっきりの子が以前よりもかなり増えた印象です。新興住宅街なので、街が成熟して来て、いろんな子が集まるようになったのか? それとも時代のせいなのか?

 

以前は事務局のなり手にも不自由することなく、パソコンもスマホも使いこなすお母さんが主流でしたが、最近のお母さんはスマホでラインしかできない(パソコンもメールもだめ)ような、デジタル派なんだかアナログ派なんだか、よくわからない人が増えました。

 

新入会員募集をがんばった 

 去年は事務局をやっていたこともあって、新入会員募集にはかなり労力を割きました。

勧誘のレターも、通り一遍の文章はやめて、メンバーに「入った理由・やってよかったこと」の赤裸々トークをしてもらい、それをまとめて文章にしました。

幼稚園教諭経験者じゃないと入ってはダメなのか」と思っていた人も多く、「なにをやっているのか外からはわからない」と不審に思っていた人たちも、見学に来てたくさん入会してくれました。

 

「これで、わが会も安泰だ!」と喜んでいたのですが…。

 

今年になって、ふたを開けたら、新入会員のかなりが退会されました。「ちょっとのぞいてみたかっただけ。読み聞かせがなにをやっているかわかったから満足」という感じ。

 

うーん。世代ギャップを考えて行動するべきでした。本当にこの会は消滅してしまうかもしれません。

 

働くお母さんが増えた 

PTAをしていても感じますが、お子さんが小さくてもパート勤めに出られるお母さんが増えています。というか、ほとんどがそうでは?

PTAもボランティアも、部活動やスポーツ少年団の世話役も、仕事のないお母さんに役や分担が集中します。私も、去年は役の掛け持ち(4つ)もあって、こんな歳になって徹夜続きでした。フルタイムのお母さんよりも確実に労働時間は長かったはず。

 

お母さんたちの生活パターンが変わっているのに、ボランティアやPTAが旧態依然すぎるので、いろんなひずみが出てきています。

 

わが子大好きお母さんが増えた?

 私の気のせいかもしれないし 、この街だけの特徴なのかもしれませんが、自分の子だけを見つめているお母さんが多すぎるように思います。

「読み聞かせを自分の子のクラスで全部やりたい」とか、野球も自分の子しか応援しないとか、我が子に全力投球。

PTAも、「夕方は子どもの送迎で月曜から日曜日まで全部来られません」という人が何人もいました。

私は、子どもの友だちやその周辺と接することで、わが子の気持ちや悩みが理解できることが多いです。ボランティアを引き受けるのも、そのためでもあります。

今のお母さんは違うのかな? 

うちは、上の子と下の子は3つしか離れていないのですが、最近のお母さんたちのわが子への情熱は、ぐーんと高くなったように感じます。

 

 ↓ こんな本が出ていました。モンペとはちょっと違うんです。

ストップ! 自子チュー

ストップ! 自子チュー

 

 

ライフワークだと思って…

子どもたちも大きくなったのに、まだやっているのかと思われそうですが、とりあえずライフワークとして、読み聞かせを続けていこうと思います。

続けて一番困ることは…、絵本を捨てられないこと。ちっとも本棚が空きません。

これには本当に困っています。

 

今日もまた、無駄な本を買ってしまいました(^^;)

大人が読みたい子どもの絵本が500冊紹介されています。『心に寄り添う絵本リスト』という特集があって、その時の気分に合った絵本がリストアップされています。「元気になりたいとき」「リセットしたいとき」「泣きたいとき」などなど。 

 マンガ喫茶はいろいろあるのに、絵本カフェももっと作ってほしいです。