コウヨウザン(広葉杉)の実を見つけました
近くの散策で、コウヨウザンの松ぼっくりを初めて見つけました!
去年の冬からシダーローズ拾いに夢中な私ですが、コウヨウザンの実も気になっていました。
シダーローズをもう少しとがらせた感じの花のような松ぼっくり。
中国原産の高木で、神社に多い木だそうなのですが…。
コウヨウザンとは
Wikipediaからの引用です。
コウヨウザン(広葉杉、檆、学名:Cunninghamia lanceolata)は、中国南部原産のヒノキ科(またはスギ科)コウヨウザン属の常緑針葉樹。大きいものでは樹高30m以上、直径1m以上に成長する。日本には江戸時代後期に渡来。
本来、漢字の「杉」は広葉杉(コウヨウザン)のことを指したといわれる。現在でも中国においては日本の杉の仲間を「柳杉」と呼び、杉(コウヨウザン)と分けて呼ぶ。世界的にはコウヨウザン、ラクウショウ、セコイアなどの広葉型の杉が主流であり狭葉型のものは少数である。
調べていて初めて知ったのですが、スギ花粉症で有名な「スギ」は日本固有種なんだそうですね。
コウヨウザンは神社に多く植えられているそうです。
昨日出会ったコウヨウザン
神社ではないけれど、ほこらのような場所の隣に植えられていました。(2019.12.15.撮影)
▼目の前にこんな風に垂れ下がった枝で気がつきました。
モミに似ていて、もう少し長くて尖った感じの葉。松ぼっくりは下向きにぶら下がっています。
▼上の方を見上げると松ぼっくりがたくさん。超望遠であおって撮影。
熟した松ぼっくりの枝の葉は茶色く変色しています。
▼足元を探すと…。
シダーローズ(ヒマラヤスギの松ぼっくり)のような、花のような松ぼっくり。
▼4個つながったものもありました。
どうも、コウヨウザンの実は枝先が折れて、枝ごと落下するようです。実に20センチぐらいの枯れ枝がついているものが多くありました。
こんな枝つきの実はチョッキリに落とされたどんぐり以外見たことがないかも。
▼見つけたコウヨウザンはこんな感じの高木。一般住宅で言うと三階建てぐらいの高さでした。てっぺんの方に実がたわわについています。
▼まだ青い実もたくさん。
どうも10月から熟しはじめ、まだこれからのものもあるようです。
▼白いのが雌花で、右下の茶色いのが雄花のようです。
▼帰宅後、並べてみました。
地面に落ちると湿り気で松かさが閉じるクロマツやアカマツの松ぼっくりとは違って、落ちているものはすべて松かさが開いていました。
▼尖っていますが、外来の松ぼっくりのように素手で触れないほどではありません。
おしまいに
あこがれのコウヨウザンがこんな近くにあるとは驚きでした。
手頃な大きさなので、クラフトにも使いやすそうです。
今回は地面に落ちてしばらく経った実が多かったので、次回強風の日の翌日に出かけてみようかと思います。