病院や接骨院に行きたくない私の腰痛対策
わたくしごとですが、久しぶりにけっこう重症な腰痛になって苦しんでおりましたが、最近やっと落ちついてきました。
今回は私の個人的な腰痛奮闘記の備忘録です(^^;)
当然ながら、症状には個人差があるので、私のやり方が万能なわけではなく、世間話だと思って聞いてくださいね。
久しぶりに大変な腰痛
私は子どもを産んでからしばらく腰痛に悩まされていました。
背骨が歪んでいるとか、子どもが重すぎるとか、園芸をやりすぎるとか、いろいろと理由はありましたが、当時の腰痛はどれも思い当たるふしがあってのことでした。
子どもたちが大きくなって抱っこすることもなくなったし、園芸も手を抜いてやる方法を覚えて、腰痛のこともすっかり忘れていたのですが…。
4月から約3カ月間、かなりひどい腰痛で生活全体が滞っていました。
重たいものを持てないのはもちろん、寝返りを打つのも一苦労だからよく眠れない。座っているのも苦痛。横になったら起き上がるのも一苦労。トイレもお風呂も台所仕事も地獄。洗濯物も一度に運べず小分けして、パソコンも無理…。
小康状態になると無理をするから、また激痛の繰り返し。
7月になってやっと腰痛ベルトなしで普通に生活できるようになったところです。恐る恐る暮らしていましたが、やっと落ち着いたみたい…。
元気になったから、これを書いていています。
病院に行きたくない
抱っこ育児をしていたころ、腰痛でいろいろな整形外科に行きましたが、「腰痛を治してもらった!」と実感できた病院は一つしかありません。
病院に行ってもレントゲンをやたらたくさん撮られて、「とくに悪いところはありませんね」と言われて帰されるのがほとんどでした。
接骨院や整体は「なんとなく楽になった」という感じはしますが、気休めのような感じだし…。接骨院はリハビリ体操のやり方や生活指導をしてくれるのは役に立ちました。
わが家は田舎のニュータウンにあるのですが、田舎って病院までが遠すぎる!
どこに行くのも車なので、腰痛がひどすぎると運転できずに病院までたどり着けません。
歩くのもままならないのに、腰痛で以前診てもらった名医の病院まで小一時間。
待ち時間と診察やリハビリの時間を入れたら、ほぼ一日仕事。元気じゃないと病院に行けません。
精神的な原因から来る腰痛
で、仕方がないので今回は病院に行かずに自分であれこれ調べてみたのですが…。
今回は特に重たいものを持った記憶もなく、原因は精神的なものだったようです。
腰痛って、重いものを持ったり、体を冷やしたりのような、私が今まで考えていたような理由からだけではなくて、精神的なことからも起こる病気なんですね。
もちろん、運動不足とか太り過ぎとか、基本的に腰痛によくない生活をしているのも根底にあるのでしょうが、今回の私の腰痛はまさに精神的なもの。当たってる。
NHKのサイトから引用します。
慢性腰痛は、腰の痛みを和らげる仕組みと関係があります。腰から痛みの信号が脳に伝わると、脳からドパミンという神経伝達物質が放出されます。すると、脳内でμオピオイドという物質が多量に放出されます。その結果、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが放出され、痛みの信号を脳に伝える経路が遮断されます。この仕組みによって、腰痛などの痛みが気にならなくなったり、我慢できたりするようになります。しかし、ストレス、うつ、不安などを長期間感じていると、脳でドパミンが放出されにくくなって、腰痛が長引いたり、わずかな痛みでも強く感じたりするようになります。
今振りかえれば、抱っこ育児が終わってからも時々小さな腰痛になりましたが、精神的にショックを受けたり、ストレスで追い込まれた時に来ていた気がします。
今ごろになって気がつきました(^^;)
身体だけでなく精神に気をつけなきゃ
今回の腰痛は、認めたくはありませんが、以前にこのブログにも書いた「空の巣症候群」から来ているのではないかと思います。
上の子がいなくなって、寂しいとかはないけれど、大学受験に失敗したとか、優しい子に育てられなかったとか、子育てに関する絶望感でいっぱいになっていました。
今までやってきたことを全否定された感じ。「何にもやってないじゃないか」と家族には言われそうですが、やっていたんですよ、ちょっとは。
たまたま野暮用も減って暇になったので、絶望が直撃してきた感じ。
高齢の母やご近所のおばあちゃんたちがカルチャーセンターとかランチや同窓会に出かける理由がわかったような気がします。
気をそらすための何かが必要。
このまま家に引きこもっていると、精神面だけでなく体調が壊れてく…。
年をとっていく中で、暮らし方について、前向きに、身の丈に合ったやり方を考える時期に来たようです。
(ほんと今ごろ。お恥ずかしい)
今回の腰痛対策で役に立ったこと
腰痛ベルトを買い替えた
とにかく動けないので、腰痛ベルトを買い直しました。
今までは病院でもらっていた天然ゴムのシンプルなものを使っていましたが、さすがに10年以上経ったので伸びきっていました。
▼ 今まで使っていたのは、こういうベルト。
これは骨盤をしっかり押さえてくれますが、腰痛をかばって暮らしていると、ベルトをしていても背中の方にに痛みが出てきます。
全体がゴムなので、しっかり締まりますが、その分通気性が悪いので、私はベルトの下に下着を着ていても汗疹になります。
今回は、まっすぐに座ることもできなくなったので、もっと大きな(幅広な)腰痛ベルトを探して、力を振り絞って薬局に行ってみました。
が、胸の下まである大きなベルトは高い!いろんな種類が売っていましたが6千円以上しました。
さらに薬局は実際に試せる商品はほとんどなく、試せないから選べない!
昔々、整形外科で大きなベルト(コルセット)を作りましたが、体に合わないせいか、全く役に立ちませんでした。試着は大事。
仕方がないので元のベルトに近い細いものを購入しましたが、やっぱり痛い。
で、ネットであれこれ検索していたら、腰痛ベルトはAmazonが安くて、配達も早いことがわかりました。
楽天も調べましたが、レビューが少なくて、止めておきました。
結局悩んだ末に、ダメ元でAmazonのこれ ↓ にしました。
Bussola 腰痛ベルト 腰サポーター 骨盤ベルト 幅広タイプで固定力抜群 メッシュ素材 男女兼用 (ブラック, M)
- 出版社/メーカー: Bussola
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
お店で6千円超えなのに、千円そこそこの物でいいのか心配でしたが…。どうせ試着できないなら、せめてレビューが見られるAmazonにしようと、思いきりました。
これは背中までカバーしてくれるし、背中の縦の棒の固さが適度で身体にちゃんと沿います。長時間座れるようになったし、立座りや荷物を持つのも問題なく出来るようになりました。メッシュだから蒸れないし。
以前に病院で作ったコルセットは背中の縦棒が固くて体のカーブに合わなくて、コルセットが身体から浮いてしまい、腰をしっかり固定できませんでした。
ああ、もっと早く買えばよかったです。
自重牽引をやってみた
以前抱っこ育児中に整形外科で経験した「自重牽引」が魔法のように即効性があったのを思い出しました。痛くてまっすぐに立てない時も、自重牽引をした後はすくっと立てました。
機械で単純に上下に引っ張ったり、ぶら下がり健康機にぶら下がるのではなく、自分の体重を使った、もっと刺激のないマイルドな牽引です。
自重牽引を自宅でひとりでできないか、ネットでやり方を探してみました。
▼ こんなサイトがありました。
腰痛の対処【ぎっくり腰の応急処置】安静はNG 動かして"伸ばして治す"ストレッチ | ケンカツ!
この方法を自宅のソファーで試したらかなり効果がありました。
▼ 昔病院でやった牽引はこのサイトの一番下の写真です。
ベッドの上に台を置いて、そこに膝から下を乗せて、しばらくじっとしているだけ。
自重牽引、おすすめです!
バラコン体操もやってみた
子育て中に腰痛に苦しんでいたころにやっていた「バラコン体操」なる腰痛体操もまた試してみました。(10年以上すっかり忘れていましたが(^^;))
天然ゴムのバンドを骨盤まわりに巻いて、腰を回すことで骨盤のずれを直す体操です。痛みがひどい時にはできませんが、落ち着いてきてからやると、なんとなく効くような気がします。
個人的な感想ですが、骨盤の痛みは落ち着くけれど、背中に広がった痛みは幅広の腰痛ベルトでぎゅっと押さえている方が治りやすいような気がします。
水をたくさん飲んだ
以前接骨院に通っていた時に、「痛いからとじっとしていないで、水や白湯をこまめに飲んで血流をよくして痛みを感じる物質を流しなさい」と言われたことがありました。
確かに、痛みがひどいと水分を取る余裕もなくなりますね。
寒い時期ならカイロ
今回は暖かくなってからの腰痛だったので使いませんでしたが、寒い時期なら、使い捨てカイロを背中や腰に多めに貼ると、少々の腰痛なら乗り切れます。
おしまいに
今回は長い長いトンネルに入り込んでしまったような日々でした。
今はトンネルを抜けて、毎日元気に動けるのが本当にありがたいです。
「虫の季節本番前に治ってよかった~」と思っていましたが、虫見に忙しくなったてやたら出歩くようになったから完治したんでしょうね、きっと(^-^;
▼ 私自身はもう50歳は過ぎていますが(^^;)、こんな本も読んでみました。自分だけじゃないと勇気づけられる本でした。
50歳前からのココカラ手帖 (Sanctuary books)
- 作者: 高橋陽子
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2013/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る