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大学受験に親がつきそうのは過保護なのか

 そろそろ大学受験のトップシーズンです。

親が大学受験につきそうのは、普通のことだと思ってたのですが、テレビやネットで調べてみると、かなり非難されているようですね。

「高校生にもなって過保護!」

「そんなことで遠くの大学に行く資格があるのか?」

そうはいっても、地方の受験生は大変なんです、というお話です。

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親がつきそうのは過保護?ベネッセ調査結果

2013年のデータですが、ベネッセの調査が見つかりました。 

benesse.jp

宿泊の同伴 

宿泊の同伴については、女子では半数、男子でも4割近くの保護者が同伴したと書かれています。

あくまでもベネッセのアンケートに答えた人の中での集計ですが。

どのくらい遠くの大学を受けるのか、親戚や兄弟が受験地にいるのかなど、いろいろ事情は違うので、何とも言えませんが、意外にみなさん自立していらっしゃる!

宿泊の予約 

宿泊予約のピークは1月だそうです。

センター試験の出来次第で志望校が変わることもあるので、1月が妥当なのかもしれませんが、私の周辺の話だと、みなさん9月には予約を入れています。

一部の情報で、「1年前に既に予約を入れている」というのを読んだことがありますが、実際にホテルに問い合わせてみると、わが家が利用する程度のホテルでは、そんなに早くからの予約は受け付けていませんでした。 

想定されるトラブル

不安をあおるわけではありませんが…。

ネット上でも、受験当日のトラブル案件はいろいろ見つかるので、私個人の帰省や旅行のトラブル体験を思い出してみます。

新幹線がストップ 

地方の実家から東京に新学期で戻ったところ、神奈川の大磯で新幹線が突然停止。

特に、雪だとか人身事故だとかの報告はなくて、原因不明。新幹線内で1時間ほど待たされたあげく、神奈川県内の駅で降ろされて、在来線で帰りました。

受験だったら、パニックになってたかも。

逆方向の新幹線に

大学1年生のとき、飛び込み乗車をして、逆方向の新幹線に乗車。

ドアが閉まった瞬間に、反対方向に乗ってしまったのに気がつきましたが、なにせ新幹線ですから、次の駅に着くのは1時間後。おかげで、2時間のロス。

間違えて各駅停車に

東京から帰る時、最終ののぞみに乗るつもりで駅に行き、間違えてひかりに。

ひかりなので、たくさんの駅に止まることになって、到着時間は予定よりもかなり遅くなり、危うく在来線の最終に間に合わないところでした。

バスや電車のラッシュ

都会の人混みやラッシュは、田舎の学生の想像を超えています。

駅が混んで一歩ずつしか移動できないこともあるし、電車だって、着いた時点で既にドアから人があふれ出していることもあるし。 

これ、わが子に言い聞かせているんですが、どうも伝わらない。遅れたら走ればいいし、電車が来たら普通に乗れると思っています。

ホテルがダブルブッキング

海外での経験ですが、予約していたホテルに泊まれなかったことがあります。

昼間にトランクだけ預けた後、あとは寝るだけという状態で宿に行ったら、「もういっぱいで部屋がありません」とのこと。

体力も限界でしたが、何とか交渉して別のホテルにタクシーで送ってもらいました。

病気やケガ

インフルエンザやケガをした時に、子ども一人でちゃんと対応できるのか、ちょっと心配です。インフルエンザは、短時間で重症化することもあるし。

事前に、周辺の救急センターを調べておくといいかもしれないです。

わが家の大学受験

わが家のつきそい計画 

世間から冷たい目で見られそうですが、私もダンナも、大学受験は親についてきてもらいました。

1つしか大学を受けなかった父親と違い、わが子は弱気なのでたくさん受けに行くようです。

何十年も前の私の時代には、東京に長期滞在して受験するのは一部のブルジョア(今の言葉だとセレブ?)の子だけでしたが、最近は、わが家の周辺でも長期滞在型の話は多いです。贅沢な時代です…。

前日に親が一緒に下見して、初日の受験を見送って親は帰宅。後は自分で生活しながら受験するそうです。

総崩れにならないことを祈るのみ。

当面の心配事 

今のところの悩みは、荷物をどうするか。

重たい勉強道具とかさばる冬用の衣類。かなり控えめにしないと、海外旅行用のスーツケースでないと入りません。大げさだな…。

最終日はスーツケースを持って受験に行くの? それともホテル? 駅のロッカー?

衣類は宅急便でホテルに送って、送り返した方がいいのかな?

さっさと決めないといけません(^^;)

東京の子と地方の子のプレッシャーの違い 

私がその昔東京の大学に入って驚いたのは、東京在住の子たちで、私大専願でたくさん受けて受かったところに入る子が多いこと。

多い人は10個くらい受けて、引っかかった学部に入ったと言っていました。聞いてみると、高校時代はたくさん遊んで、受験勉強もさほどしなかったとか。

 

地方の学生は、宿泊費や交通費の負担もあるから、当時はたくさん受ける人は少なくて、東京在住の子たちと自分達との受験に対するプレッシャーの違いにとても驚きました。

当時の高校の友人たちは、1つしか受けない人が主流でした。自宅ではない環境から1回のチャンスに挑むのは、大変なプレッシャーです。

 

今の時代は、地方からも長期滞在でたくさんの学部を受けに行く子が増えていますが、環境が変わるという点で不利なのは変わらないですね。地方受験やセンター利用がもっと一般的になればいいのに。

 

併願がいくつぐらいなのか調べていたら、こんなサイトもありました。

併願パターンがいろいろ載っています。最近は浪人を避けたくて、みんなたくさん受けるんですねえ。

passnavi.evidus.com

大学側も親のつきそい前提?

受験生が多そうな、早稲田大学のサイトをサンプルにしてみます。

調べてみると、大学の方でも親がつきそいで来ることを前提にして、いろんなイベントがあるようです。

どこもこんな感じなんでしょうか。私、全然準備していないんですが。

 

子どもが受験中に、親がキャンパスの見学。


保護者向けに生協の教材購入について説明があるようです。

 

ホテルの予約も、大学生協経由でできます。受験生専用プランなので、お弁当や送迎もあるようです。

www.nta.co.jp 

おしまいに 

私が大学受験の時は、つきそいの母親は観光を楽しんでいましたが、今どきの親御さんたちは、子どもの受験中も大学見学したり、下宿探しをしたり、忙しそうです。 

子ども任せにしているうちに、出遅れているわが家ですが、大丈夫でしょうか…。

  

そういえば、後期で合格した子のお母さんが、「合格発表が遅くて、下宿探しが大変で、家電のセット割引が全部売り切れだった」と嘆いていました。

最後まで、何があるかわかりませんね。と、受け身ではいけないんですが。

 

追記2018.5.

受験をしっかり乗り切るのも大切ですが、合格後の下宿探しをスムーズにするためにも、親がついて行くのは必要だと感じました。 

▼こちらの記事で、下宿探しについて書きました。

mushitomo.hatenablog.com 

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