主婦の再就職 長いブランクでパソコン知識を見直し
ひょんなことから事務のパートを始めました。
パソコン歴は30年以上ですが(自分で振り返ってみてそんなに長いのかとびっくり)、会社を辞めてからは自分がやりたいことばかりやってきたので、事務系のパソコン知識がほとんど化石です。
予期せず再就職が決まり、すぐに働きだしたので、働き始めたころに慌てて対策したことと主婦のパソコン事情について、振り返ってみます。
おばさん(おばあさん)の初級のパソコン仕事のお話です。
- 私のパソコン知識
- エクセルとワードは独学で
- ネットに答えはある
- ショートカットは楽
- 効率的なパソコン仕事
- 技を確認する
- 「パソコンできます」詐欺
- 「パソコンできる」に対する違和感
- ホームページ更新
- おしまいに
私のパソコン知識
私が会社員だったころは、パソコンはまだまだ清書機としての役割が多くて、エクセルもオフコンで加工したデータを並べ替える程度の使い方でした。
自分専用の端末3台に囲まれて仕事をしていましたが、当時覚えたプログラミング言語は今は化石。
その後WEBデザインのソフトを習う機会がありましたが、就職せずに宝の持ち腐れ。
PTAなどで、DTPデザインをしたり、ワードやエクセルを使う程度でした。
会社員時代から、一太郎もロータス123も、エクセルも、その他プログラミング言語も、すべて独学だったので、「簡単な事務」の再就職に不安はなかったのですが(図々しい)、今どきの職場環境を知らないので少々不安でした。
エクセルとワードは独学で
周りの主婦仲間と話していると、「パソコン教室で習ってないからエクセルもワードも使えない」と言う人が多いのですが…。
たぶん30代以下の若い人たちはそんなことはないのでしょうが、40代以上の人たちは、「習ってないから使えない」を連発します。
エクセルとワードの初級なら、習っていなくても、感覚的にできますよね。
まあ、本職の人たちの職場なら戦力にはなれないのかもしれませんが、田舎の事務職ならなんとかなりそうです。
まずは、これをざっと読んで復習。一日で読めます。初級向けですが、知らないこともありました(^^ゞ
ワード・エクセル・パワーポイント 基本の使い方がぜんぶわかる本
- 作者: 沢田竹洋,standards
- 出版社/メーカー: stndards
- 発売日: 2019/02/14
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
ネットに答えはある
「聞ける人がいないから」と言う人も多いのですが、わからないことや困ったことがあっても、ほとんどはネットに答えがあります。
つい先日も、「ワードの行間が勝手に広くなりすぎる」と言う人がいましたが、上(リボン?)の段落の行間のところを直してもうまくいかないのでネットで検索したら、親切なサイトが見つかりました。
なんで勝手に広がるの? ワードで文字サイズを大きくしたときの「カッコ悪い行間」を適切にするワザ | GetNavi web ゲットナビ
ワードの表示がおかしくなった時も、検索したら「WEBレイアウト」になっているせいだとわかりました。
「困ったらパソコンに詳しい人に聞かなくちゃ」とか「家に帰ってパパに聞く」よりも、ネットで調べた方が、嫌な顔もされないし、いつでも聞けるし、ずっと楽な気がします。
ショートカットは楽
ショートカットで手早く
手際よく仕事をするためにも、眼精疲労せずに、老眼でもミスをなくすためにも、ショートカットを使うのは有効です。
これも、若い人には当たり前なのかもしれませんが、主婦仲間は何でも全部右クリックとドラックでやろうとします。
画面でアイコンを選んでいると眼が疲れるし、ミスも出ます。右手も疲れるし。
何より、スピードが落ちるし非効率。
パソコン教室でショートカットは教えないんでしょうか。
せめて「Ctrl+C」「Ctrl+V」「Ctrl+Z」ぐらいは教えてほしい。
デスクトップに戻るために、「ウインドウ+D」を使わないで、開いたウインドウをひとつづつ「×印」で閉じていたら、時間がいくらあっても足りない気がします。
バージョン違いも楽
あと、ショートカットを覚えておけば、自宅のソフトとバージョンが違っても、あまり苦労しません。
ショートカットの本はたくさん出ています。これを購入してざっと斜め読み。
使わないキーはすぐ忘れるので、時々見直し。
今すぐ使えるかんたんmini Windowsショートカットキー徹底活用技[Windows 10/8.1/7対応版]
- 作者: リンクアップ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/09/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
拡大縮小で目が楽
Ctrlを押しながらマウスのぐりぐり(?)で画面の拡大縮小ができるのを知らない人が多いです。
小さい文字の画面をにらむよりも目が楽だし、ミスも減ります。
これも、おばさんには必須の知識では?
効率的なパソコン仕事
自分が会社員時代とはパソコン仕事も変わっているかと思い、マニュアル本も買ってみました。
パソコンになじみのある人なら、一日で読めると思います。機能の説明というより、楽する方法の提案という内容。
たった1秒の最強スキル パソコン仕事が10倍速くなる80の方法
- 作者: 田中拓也
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/04/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
なんとなく知っていたけれど、なるほど、という話がたくさん。ショートカット推奨ももちろん載っています。
効率的に仕事をするために、マニュアル本がたくさん出ていますね。
こちらは図書館で借りました。図書館には迷ってしまうほどたくさんありました。
快速エクセル 会社では学べない一生モノの時短術 できるビジネスシリーズ
- 作者: 美崎栄一郎
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
技を確認する
機能の説明書をあれこれ読んでから、こちらも購入してみました。
今までただ入力していたデータに関数で自動計算する項目をつけてミスを減らす工夫をしたり、実践に役に立ちました。
同じ著者で教科書的な本も出ています。
Excel 最強の教科書[完全版]――すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術
- 作者: 藤井直弥,大山啓介
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/01/28
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
メーラーはアウトルックなので、アウトルックのマニュアル本も図書館で何冊か飛ばし読みしました。
新しいものも出ているようですね。
「パソコンできます」詐欺
主婦の再就職を見ていると、「パソコンできます」と言って、ふたを開けてみるとちょっと戦力外の人が多いように思います。田舎だからかな?
私は、自分自身が事務系から離れて長いので、「できます」とは到底言えませんでしたが、私よりもアレな人たちが堂々とできますと言っています。
できなくても、ネットやマニュアルでなんとか答えをひねり出すぐらいの努力は必要かも。
ちなみに、PTAやボランティアになると、まったく逆。
「パソコンできません」と言って逃げる人がとても多いです。おもしろい。
「パソコンできる」に対する違和感
パソコン業界の思惑なのか、「ソフトの検定や講座の受講」がパソコンができるということになっていることに、とても違和感を感じます。
「パソコンと言えばワードとエクセル」と思っている人が多いのにも違和感。
スマホではスクショしてトリミングしたりしているのに、パソコンでもペイントを使って写真や画像を加工して活用するとか、初級コースでもできることはいっぱいあるのに…。
プログラミング言語を駆使する世界は私などはさっぱりですが、一般の人たちはそういうのがすごいんだってわかっているのかな?
で、そういう人たちは反対にワードなんかが苦手だったりするのも、なかなか理解されにくい…。
ホームページ更新
ホームページの更新の仕事の方は、今まで細々とサイト運営をしてきたし、HTMLも簡単なものしか使わないので、特に復習する必要はありませんでした。
更新だけで、大きく変えなければ、知識はほとんど不要ですね。
一般事務なので、職場にはPhotoshopもillustratorもありません。画像編集をペイントでやりくりするのが最初は大変でした。
それでも、ほかの人も更新できるようにとJIMDOにリニューアルしてみましたが、今のところ周りの食いつきはよくありません。
もっと知識を共有できるように工夫が必要だな…。
おしまいに
なんとなく今の職場に慣れてきて、向上心がなくなっています(^^ゞ
でも、ブランクなしでずっと働いている昔からの友人たちに比べたら、パソコン知識は雲泥の差です。もう少し自習して、できることを模索したい。
でも、自分だけが効率化しても、職場全体は変わらない。かえって引継ぎ不能で困るのがおち。難しいところですね。