虫はともだち

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高校生の部活動 保護者の温度差

部活動の保護者同士の関わり方って、難しいですね。

少年野球や中学の部活の時は、お世話になっていることもあり、子どももまだ幼いこともあって、私ができることはなるべく協力してきたつもりです。

高校になったらもう関わりも減るのかなと思っていたのですが…。 

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今どきは高校も親が行く機会が多い 

私自身が高校生だったはるか昔々には、親が高校に来ることなんて年に一度の個人面談ぐらいだったような気がします。

当時は吹奏楽部に所属していたので、文化祭のコンサートに来てくれたことが一度あった程度。コンクールにも来てもらった記憶はありませんし、それが普通でした。

 

わが子たちは同じ公立高校に入りましたが、授業参観には過半数が来ていたようですし、文化祭や体育祭にも毎年大勢の保護者が来ています。両親そろってのところや、おばあちゃんや兄姉(卒業生)が来るところもあります。中学時代の塾の先生を見たことも。

 

わが子たちは、部活はそれぞれ違う部を選びました。

進学校のせいか、どちらの部活も先生はサポート的な立場で、今流行り(?)のブラック部活の雰囲気はまったくありません。中学時代の高圧的な指導とは大違い。

 

上の子は文化部でしたが、時々大きな大会があるので、その時は親も応援(見物?)に来ていました。部員数が少なかったし、子どもたちも真剣だったので、親同士もなんとなく団結するようになり。大会の成績がよかったこともあり、泊まり込みも負担に感じませんでした。

 

下の子は運動部なので、中学までの運動部と運営方法はあまり変わりません。練習して、スタメンと補欠が決まってきて、練習試合、大会があって…。

進学校でそれほど力を入れていないから、大会に行っても早々に敗退。本人たちもそんなもんだろうと思ってやっています。

気分転換やストレス発散のための部活だから、私が関わることも少ないだろうと思っていたら…。なんと、こちらの部活の方がいろいろ関わりが多そうで…。 

部活動の位置づけ

 近所の公立高校では「部活動は全員強制」というところもあるようですが、うちの子たちの高校は強制ではありません。入らないで勉強にゲームに頑張る子もいます。

 

でも、学校行事のいろんな局面で部活単位での活動があるので、入っておいた方が楽しい高校生活が送れるようです。修学旅行は部活メンバーで班を組むし、卒業式の後は部活に分かれて後輩に送ってもらいました。

 

上の子は部員数が少ない部だったので、別の学年とも濃厚な人間関係になりましたが、部活単位での活動の時に、寂しい思いをすることもあったようでした。家に帰ってからも調べ物が続くので、一日中部活をやっている感じがありました。

 

下の子はそこそこ部員数も多いので、同学年でのつき合いが中心。変人から遊び人、真面目くんも芸人タイプもいて、毎日が楽しそう。使いやすい参考書や大学の受験情報なども、親が放っておいても部活で仕入れてきます。

グループラインが面倒 

上の子の時はまだLINEを使っているお母さんが少数派だったので、メールでの個別連絡をしていました。当時は、一斉にメールして個別に返事を受けるのが面倒だなと思っていたのですが…。

 

下の子の部活はグループラインが早々にできました。

業務連絡とかお金のことぐらいしか使わないかなと思っていたのですが、いろいろと細かいコメントが入るし、トークも結構続きます。

完全に既読スルーしている人も多いですが、私はついつい答えてしまったり、余計なお世話で画像を載せたりしてしまって。自業自得ですが、最近ちょっと負担です。

子どもに対する温度差

 高校生でも試合会場へ毎回車で送ったり、子どものことは何でも知っているお母さんもいる一方で、一度も顔を見たことがないし、グループラインにも参加しないお母さんもあります。

上の子の時には、定期テスト前に大会の準備をしていると、「うちの子は部活休ませてください」と私にメールしてくるお母さんもいました。

今回の部活は、関わりに積極的なお母さんが主導しています。

 

 私個人は・・・。

もう高校生だから、本人が友だちのことを言いたければ聞くけれど、部員全員の顔や性格、住所、出身中学を把握してやろうという気は全然湧かないのですが、受験や生活などで有益な情報があれば聞いておきたい。

近所の私立に行った子たちは中学で部活を引退しているのに、ただでさえ学業で後れをとっている公立高校の子たちが、そんなに部活にがんばり過ぎなくてもいいんじゃない?

という中途半端なスタンス。

子どもの成績やポジションが親の評価

 小中学校の時は、子どもが優秀なお母さんやキャプテンのお母さんは、お母さん同士の中でも格上扱いで、ちょっと上から目線でした。ひたすら献身的なお母さんもいましたけれど、少数派。  

 

うちは、親と比べて子どもが勉強にも運動にも不熱心なので、子育てを始めてから、子どもの評価が私の評価になるのが、ずっと違和感がありました。

もう20年近く「ぱっとしない子のお母さん」をやっているので慣れてしまったところもあって、ぺこぺこしているのが私の本来の姿だと思われているようですが、本当はこんなに下手に出るのは不本意です。

 

高校に入ったらやっと解放されるかと思っていたのに、まだこのスタンスを続けなければいけないのは、トンネルが終わるかと思っていたらまた次のトンネルがあったような気分。

親同士の交流が過密な今の時代、こういう気分を味わいたくないから、スーパー教育ママが出現してくるのかもしれません。

おしまいに

 親同士が親しくしていれば子どもたちに何かあった時に助けになるのは、今までの経験上よくわかっているつもりです。

小学校時代は子どもが幼いから守る必要があるし、中学時代は思春期で子どもの心が揺れやすいし、子どもが別人のように変化する時期でもあり、ほかのお母さんたちにとても支えられました。

高校生になれば自己責任で勉強もするし、遠出もできるから、ちょっと手を放すのはダメなのかな? 

 

ちなみに、私の周りのお母さんたちは、大学生になって一人暮らしを始めた子どもたちにも、結構頻繁に会いに出かけているようです。「何度も行くから高速で行かないとお金かかるよ」と言われました。高速が怖い私の子たちは、遠くの大学へは行けないですね(^^;)

 

 ↓ 幸いにも、こういう悩みはまったくないので助かっています。(顧問の先生は大変かもしれませんが…)

ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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