虫はともだち

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夜眠る虫たち 夜は昼行性の虫に大接近するチャンス

 

昼間に元気な虫たちの夜の姿を見たことがありますか?

 

私が今年の夏夜の虫撮りにハマったのは夜行性の虫やクモを観察するためですが、そこで見つかる昼行性の虫たちの様子も、普段とは違っていて興味深いです。

夜行性の虫たちが活動する様子を見ようとすると深夜に行かなければならない場合もありますが、昼行性の虫たちが寝ている様子は、それほど遅い時間でなくても見られます。

昼間には追いかけても待っていても近づけない虫も、じっくり観察できるチャンスです!

★以下、虫たちのアップ写真が出てきます。

寝ているチョウたち

街路樹のツツジの葉にぶら下がって眠るナミアゲハ

近づいたりフラッシュの光ぐらいでは全然起きません。 ほとんど触れるような距離まで近づいてマクロ写真が撮れるチャンスでもあります。

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上のナミアゲハ、お顔拝見。ストローがきれいに巻いてあります。

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庭のモッコウバラにいたナミアゲハ。これは翅がちょっと開き気味。

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上のナミアゲハ、お顔拝見。けっこうムクムク。

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いつまでも撮っていたら、翅を開きました。この状態でまた寝ていました。

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雑木林の桜の葉にぶら下がっていたツマグロヒョウモン

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庭の三尺バーベナにぶら下がっていたツマグロヒョウモン

昼は何頭も飛び交っていますが、夜見かけるのはいつも1頭だけ。

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上のツマグロヒョウモン、お顔拝見。

タテハチョウの仲間は前足が退化していて、たたんでいるので4本足に見えますね。

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雑木林のカシの葉にぶら下がって眠るルリタテハ。同じく4本足。

樹液場のすぐそばでした。明日起きたらスズメバチよりも先に樹液場に行くためかな?

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今回は大きめのチョウたちの写真ばかりですが、草はらのような場所に行けば、まだ明るい夕方の時点でも、葉先で眠るシジミチョウたちが見られます。

手軽に眠るチョウを見たい方には、そちらの方がおすすめです。

 

寝ているトンボたち 

庭のユリにぶら下がって眠るウスバキトンボ。

他の赤とんぼは昼は枝のてっぺんに陣取っていますが、ウスバキトンボは昼もこの体勢です。

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上のウスバキトンボ、目玉拝見。

何度フラッシュの光が当たっても、まったく起きません。

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庭の三尺バーベナでぶら下がって眠るウスバキトンボ。

成熟して赤みが増した個体。

ウスバキトンボを「赤とんぼ」と言う人が多いですが、赤いのは少数派。ほかの赤とんぼたちはアカネ属で、ウスバキトンボはウスバキトンボ属です。

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背中拝見。

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雑木林脇の草むらで眠るシオカラトンボ

黄色っぽくてメスのように見えますが、おへそのところに副性器が見えるのでオス。

トンボってカッコいいからよく写真を撮りますが、帰宅してから同定に悩むことが多いです。

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上のシオカラトンボ、目玉拝見。

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寝ているセミたち

雑木林脇のキョウチクトウで寝ているアブラゼミf:id:mushitomo:20170906232706j:plain

雑木林の周辺を夜に歩いていて枝先に体が触れると、セミが驚いて鳴きながら飛びだすことが多いです。セミはチョウたちよりも敏感みたいです。

 

寝ているカナヘビたち

アベリアの枝先で眠るカナヘビ

カナヘビはこの体勢で寝るのが好きなのか、今年夜間観察によく行くようになってから、何度も見かけました。 ヤモリは夜行性なので夜に門灯でよく見かけますが、カナヘビは昼行性なのかな? 

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上のカナヘビ、お顔拝見。

何回もフラッシュで撮っているとさすがに目が覚めるようで、舌をペロッペロッと出し始めます。そのままそっと立ち去って、翌朝夜明け前に行ってみたら、まだそこで寝ていました。

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こちらは、雑木林脇のキョウチクトウで眠るカナヘビ

ここでは何度も見かけました。バッタやアブラムシなどのエサが多い場所なので、ちょうどいいのかな?

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LEDライト持参で! 

寝ている虫やカナヘビたちを探すのはそれほど難しいことではありません。真っ暗な所で寝ているので、LEDライトで照らしながら探してみてください。

500円くらいのパワーが小さいものではなくて、200~300ルーメンくらいの明るいものがおすすめです。

 

長年愛用していたライトが壊れたので新しいものを購入しました。 

明るさは十分ですが、エネループで1時間使うと、パワーがダウンしてしまいます。単三電池が使えるし軽いので、今のところはこれで行こうと思っています。

 

 夜の観察会でヘッドライトを持って来る人がいます。

夜ライトを持って雑木林を歩いていると、ライト目がけてガが飛んでくることが多いので、顔にガが来るのが嫌な人はご注意を。

 カメラの補助光として使うには、両手が空くから便利そうです。

おしまいに

チョウやトンボは夜はぐっすり眠っているのに、カマキリなんかは24時間営業のようで、夜も獲物を狙っています。カマキリはいつ寝るんでしょうね。

 

子どもが小さいころよく暗い中を迎えに行きましたが、ああいう機会にLEDライトで公園や街路樹の茂みを照らしながら歩いたら、いろいろ見つかって楽しかったのではないかな、と思います。

ライトを持たずに迎えに行っていたので、ずいぶんいろいろ見逃していたと思います。

 

今はライトを持って迎えに行っていますが、暇人の私とは違って子どもの方が時間に追われていて、虫なんか探している余裕は時間的にも体力的にもないみたいです。さびしい…(^^;)