砂遊びや野球・サッカーの泥汚れに悩むお母さんへ おすすめの洗濯石鹸
子どもたちの泥汚れ、どうしていますか? 後始末をする親としては「うわ~!」ですね。
わが家でも、公園の砂遊びや田んぼの代掻き、野球のスライディングなど、泥だらけになって帰ってくることもよくありましたが、特に泥遊びを禁止はしませんでした。
「公園で泥んこ遊び厳禁!」とか「泥だらけになったスニーカー捨てた!」とか、泥汚れを極端に憎むお母さんたちもいましたが…。
関東に住んでいたときは土が黒いので、ちょっと苦労しましたが、泥汚れって、そんなに恐れるほど落としにくいものでもないように思うのです。中部以西は土が白っぽいので、より楽勝!
私は洗濯名人でもなんでもありませんが、わが家や野球仲間のお宅の泥汚れ洗濯事情についてまとめてみます。
野球チームで人気だった固形石鹸
ユニフォームの黄ばみ
石鹸の洗浄力を実感するのは、野球のユニフォーム。
整列するとき、ほかの子とくっついて並ぶので、違いがよく分かります。
黄色っぽい子や妙に青っぽい子。新入生のお尻は真っ白だし、新入生でも、お古のユニフォームの子は黄ばんでる…。
青っぽいのは合成洗剤の蛍光剤の色。黄ばんでいるのが石鹸かと思ったら、そうでもないみたい。ただのものぐさ(笑)
固形石鹸でこすり洗い
チームのお母さんたちに、泥汚れをどうやって落としているか、聞いてみたところ…。
合成洗剤を入れて洗濯機を回すだけでは全然落ちないので、事前に固形石鹸でこすり洗いをしてから洗濯機に放り込むのはみんな同じでした。
お母さんたちの中で人気だった固形石鹸が次の2銘柄。
ウタマロ石けん
手に入れやすいのがウタマロ石けん。チームメイトでもこれを使っている家は多いようでした。
いろんなお店で売っています。販売店一覧は公式サイトで。
成分は、 「純石けん分(98%、脂肪酸ナトリウム)、蛍光増白剤」とあります。
ブルースティック
「もっとすごい!」とチーム内で話題になったのが、刑務所で受刑者の人たちが作っているブルーススティック。
一度使うと止められないらしく、好きな人は刑務所までわざわざまとめ買いに行っていました。興味のある人は頼んで買ってもらっていましたが、待ちきれずに自分で買いに行くようになった人まで出てきてびっくり。
公式ショップはこちらのようです。
ブルースティックの成分は、「 脂肪酸ナトリウム、LAS、脂肪酸アルキロールアミド、除菌剤、ケイ酸塩、香料」。 なんだか、いろいろ入ってる…。
ネットでも購入できるようです。楽天はこちら。
Amazonはこちら。
注意点は、買うところによって値段がずいぶん変わること。
おかえりだと、3本×2(計6本)で480円(税込)。
楽天だと、ショップにもよりますが3本で398円(税込)~。
Amazonだと、3本×2(計6本)で1,100円(外税)。
公式ショップが圧倒的に割安。わざわざ刑務所まで買いに行っていたのがわかる気がします。
わが家はシャボン玉石けん
お肌のために
わが家は子どもがアトピー性皮膚炎と診断されて以来、添加物を使わない「シャボン玉石けん」をずっと愛用しています。洗濯もお風呂も、食器洗いもシャボン玉。
肌に刺激がないようにと始めた石鹸生活でしたが、石鹸は泥んこ汚れに対してもかなり優秀です。
石鹸の洗浄力
天然石鹸って、「安全性や環境保全を考えて使うもので、洗浄力は大したことない」と思っている人が多いのでは?
合成洗剤は、青っぽい蛍光色をつけることで白く洗いあげたように見せていますが、それと比べて、汚れ自体は石鹸の方がしっかり落ちている気がします。
野球のユニフォームをほかの子と比べてみても、わが家のユニフォームは上の子のお下がりなのに、まあまあ白い方でした。
先入観から「石鹸で洗うと黄ばむ」と思い込んでいましたが、実際に比べてみると、合成洗剤で適当に洗っている家の子の方がずっと黄ばんでいました。
わが家の泥汚れ洗濯
特別すごいやり方でもありませんが、合成洗剤を使わずに泥んこ汚れを落とすわが家の方法をまとめてみます。
固形石鹸で予洗い
泥のついた部分を、固形石鹸でこすり洗い。汚れがひどいときは、靴洗い用のブラシも使います。
固形石鹸は、普通のお風呂用のシャボン玉石鹸。原料が植物性か動物性かの違いによって、2種類発売されています。
動物性は牛脂を使っているので、わが家は狂牛病騒動以来植物性の方を使っています。植物性と動物性の石鹸の使用感の違いは、臭いや泡立ちに違いがあるようですが、私は鈍感なのでほどんどわかりません(^^;)
100グラムではすぐになくなってしまうので155グラムの方を使っています。
無添加 シャボン玉 純植物性浴用石けん バスサイズ 155g(無添加石鹸)
粉石鹸と漂白剤の液に浸す
固形石鹸でこすった後、粉石鹸と酸素系漂白剤をお湯で溶かした液にしばらく浸けておきます。
数時間経ったら、洗濯機に入れて普通洗い。あんまり泥が多い場合は、ほかのものと一緒に洗うと泥が移染するのでご注意。
粉石鹸の一番の難点は、水に溶けにくいこと。私は、もったいないですがお湯を使って溶かしてから洗濯しています。そうしないと、洗濯物に白い石鹸カスのしみが残ってしまいます。粉石鹸の弱点はここかな?
粉石鹸も、植物性と動物性が出ています。わが家は植物性を箱買いしています。
本当は、粉石鹸よりも液体洗剤の方が水に溶けやすいので扱いが簡単ですが、割高になるのでわが家では基本的には粉石鹸で洗濯しています。
学生服など、濃い色で石鹸カスが残りやすいものだけ液体洗剤にしています。
液体洗剤も、余分な成分は含まれていません。
粉石鹸と一緒に投入しているのが酸素系漂白剤。
決められた量があるんでしょうけれど、わが家は目分量。汚れや臭いがきついときは多めに入れてます。
石鹸はふっくら、無臭
柔軟剤不要
粉石鹸で洗うと、柔軟剤を使っていなくても、なんとなくふわっとします。
柔軟剤で柔らかくしたタオルは水分を吸い取らなくなりますが、粉石鹸で洗うとタオルは吸水性がとてもよく仕上がります。
臭いが取れて無臭に
真夏の野球の靴下は、まっ黒なだけでなく、鼻が曲がりそうな強烈な臭いになりますが、予洗いと洗濯機洗いで、臭いもほぼ完全に取れます。
香料も使っていないので、余計な臭いがなくなって大変満足。
部屋干しの臭いもしない
洗濯物の臭いが取れるのはさほど自慢するようなことでもないかもしれませんが、特にすごいのは、室内干しのときなどに感じる生臭さが全くないこと。
干すのが遅れてしまった洗濯物や、梅雨時の室内干しの洗濯物も、今まで一度も(!)臭くなったことがありません。これってすごいことでは?
野球少年の送迎をしていると、野球する前から臭い子がたまにいます。「あ~、お母さんが洗濯失敗したんだな~」という臭い。
石鹸で洗っていると、あの臭いになることが絶対にありません。
ありがたいけど、どうしてなんだろう?
シャボン玉石けんのススメ
友の会制度
最近は肌にいいと有名になって、ドラッグストアにも置いてありますが、友の会の会員になって購入すると割引特典があるし、タオルや漂白剤などが購入金額に応じてもらえるキャンペーンもあります。
郵便で送ってくる友の会の会報を読むと、石鹸の上手な使い方もわかります。
石鹸は、よくある合成洗剤と違って慣れないとうまく使いこなせないという弱点がありますが、友の会の会報を読んでいると、いろいろ解決法が見つかります。
「ちょっとお試し」段階は、ネットやドラッグストアの購入もいいですが、本格的に使いたい人は友の会に入るのがおすすめです。
無香料
ほかにも天然石鹸の会社はいろいろあります。私も何度か他社のも試しましたが、「微香料」と書かれていても臭いが家族に不評で、結局無香料のシャボン玉せっけんを使い続けています。
これは弊害でもあるのですが、無香料の石鹸を使っていると、臭いに過敏になってしまうようで、柔軟剤や合成洗剤の臭いに耐えられなくなります。
人によるのかもしれませんが、わが家のように20年近く石鹸生活が続くと、家族みんなが合成の香料に過敏気味です。
いろんなものが洗える
石鹸を使っていると、ウールのセーターはもちろん、ダウンジャケットも自宅で洗えます。
学生服もほとんど自宅洗い。一度クリーニングに出したら、ドライクリーニングの溶剤の臭いがきつかったらしく、「変な臭いがする~」と苦情が来ました。
おしまいに
私は、洗濯だけでなく、髪も体も、食器洗いも、固形石鹸で洗っています。
友人と一緒に泊まりに行くと、固形石鹸で髪や顔を洗う姿にギョッとされますし、家に来る親戚が固形石鹸で食器洗いをしていると「洗剤無いの?」と怪訝な顔をします。
でも、石鹸愛好家の中では特に異常なことではないし、石鹸の方が快適に過ごすことができますし、 安全かどうか使う洗剤ごとに確認する手間もなくなります。
シャボン玉せっけんは、ドラッグストアで売っている各種洗剤よりも割高に見えますが、家の中のいろんな場面に応じて洗剤を買いそろえる必要もなくなるし、クリーニングに出す回数も激減するので、トータルとしてはそれほど割高ではないのでは?
「石鹸はいいよ」と話すと、まるで新興宗教の勧誘のように眉を顰める人もいます。
テレビでも合成洗剤のCMばかり流れて、天然石鹸は知名度が低すぎます。「テレビで宣伝しているからいい洗剤」という考えの人が多すぎます。
ただ今現在、私の石鹸生活は孤軍奮闘状態です。
石鹸はいいですよ。
石鹸と合成洗剤の違いを語ろうと思ったら、化学的な説明が不可欠ですが、全く化学には触れずに私の石鹸むだ話はこれでおしまい(^^;)
- 作者: ススメ!石けん生活製作委員会,森田光徳
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最近は、石鹸にセスキ炭酸ソーダやクエン酸を合わせて使うナチュラル掃除が流行っていますね。