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虫はともだち

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PTAの表彰式に行って感じたこと PTAは頑張ってはいけない?

みんなが嫌がるPTAですが、このたび賞をいただけることになったので、表彰式に行ってきました。

表彰式の感想と、ふだん私がPTAに感じている本音をまとめてみます。

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華々しい式典

場所は、東京のホテルニューオータニ

北海道から沖縄まで、全国から600人近い人が集まったそうで、スーツや着物で正装した人たちで、大変立派な表彰式でした。

 

何度も表彰式に来ている方、以前にも来たことのある方も多いようでした。一度こういう機会を経験すると、ここに来るのが目標になって頑張れるのかな?

私の場合は、「1年の任期だけど、なったからには全力で仕事してみた」というだけだったので、こんなおまけがついてくるなんて、想像もしませんでした。 

出席者の印象

PTA や個人の表彰と広報紙コンクールの表彰が行われたのですが、私が年をとったせいか、思っていたよりも若い集団でした。

まあ、子どもが小中学生でその親なんだから、そんなにおじいさんおばあさんが来るとも思えませんが。

 

ちょっと話をさせていただいた方々は、PTAの役員を何年も続けている方ばかり。何年も続けるっていうことは、お子さんがたくさんいるのかな?とか、いろいろ考えてしまいました。

わが地域のPTAは「1人の子に1年」のノルマですが、だいたいお母さん1人が1年やるかどうかです。小中通してPTAを逃げ切る人もたくさんいます。

 

この手のパーティに行くと、食べてばかりで交流しないとか、話しかけても愛想のない人が必ずいるものですが、今回の集まりは、皆さんとても感じのいい方ばかりで、初対面の人ばかりなのに快適に過ごすことができました。各校のやり方や苦労話も聞けました。負担が特定の人に集中している学校、組織的・地域的にPTA活動の取り組む習慣のある学校など、いろいろ。

PTAを長年やるなんて人たちは、とりあえずコミュ力ばっちりなタイプなんだな、と感じました。

PTA活動についての個人的な感想

私は最低限しかPTA活動をしていませんが、引っ越しをしたので、小中学校3校で4年間仕事をしました。

今回の表彰は、去年1年間の頑張りに対するものです。

頑張ってはいけないのがPTA 

私個人としては、ほかの人が動かないので自分でやるしかないと考えて、やるからには全力を尽くしてしまいました。でも、活動中も、終わってからも、なんだか苦い思いをたくさん味わいました。

PTAは頑張ってはいけない団体…のようです。

前年からの引継を淡々と踏襲し、どんどん仕事を削っていくのが、お母さんたちに喜ばれるし、ひいてはPTA問題に巻き込まれることを恐れる学校側も喜ぶ道のようです。

でも、目の前にやるべき事があったらある程度納得できる結果を出そうと思ってしまう私は、どうしたらよかったんでしょう。未だに正解がわかりません。

黒子で通すのが無難

昨年度の活動は表彰を受ける機会が幸運にも3回ありましたが、私は前の2回はほかの人が出席するのを指をくわえてみていました。

表彰式に出て新聞に載ったりするのが好きな人はたくさんいます。

とくにPTAは、スポーツなどと違い誰の実績なのかは、あまりよく見えません。「長」と名がつく人も、くじ引きで選ばれて、幽霊部員になる場合も。

 

今回は、「さすがに実際に仕事をした人が行くべきでしょう」という判断が下って私が行くことになりましたが、それでもあまり歓迎されていなかったみたい。「なんであの人が?」という感じ。

PTAは、頑張ったとしても最後まで黒子で通した方が無難…なのかもしれません。

PTAで見かける不思議なタイプ

表舞台だけ好きな人 

実務は苦手だけれど、挨拶原稿を流暢に読んだり、暗記してまるで自分の言葉のように語ったりするのが上手な人ってよくいます。

会社員だと出世するタイプなんでしょうけれど、普通の専業主婦やパート主婦にもそういう人はなぜかいます。

そういう人が実際にPTA仕事の現場で役に立つかというと、だいたい日和見的に遠巻きにしているだけで、自ら進んでは何もしないことが多いです。

なんというか、「貴族」みたいな存在。「下働きは下女が…」というスタンス。

  

貴族みたいな人たちは、教育委員とか議員を目指している人もいて、そういう人にとってPTAはその足掛かりに過ぎないようです。

 

うっかり忘れてPTAの仕事をサボるタイプよりも、そういうみんなを踏み台にするタイプに仕事を押しつけられて、成果だけ持って行かれることは、誠に不本意で腹も立ちました。

ほかのメンバーからも「あの人は何もしないくせに…。じゃあ私もやらない」という話まで出てくるし。 

極力来ない人

仕事や家庭の用事を理由に、ほとんど活動に参加しない人もたくさんいます。狭い地域ですから、ずる休みで来ないのも簡単に情報筒抜けです。

 

ほかの団体に所属している知り合いが「PTAなんて最後にちょろっと顔出して、すみません~って言えば、分担も押しつけられないし楽勝だよ!」って語っていましたが、そういう人にとっては、PTA仕事からいかに逃れることができたかが「スマートな生き方」なんだろうな。

組織の経験がない人

お母さんの中には組織で働いた経験がない人が少なくありません。

ピアノ教師などちょっとセレブ(?)な職業をかじっただけで子育てに入ったような人たちは、稟議を通すルートや周りの承諾を得ることもすっ飛ばして、平気で校長先生のところに直談判に行ったり…。

PTAは、子どもや学校のためというよりも、校長先生とお話をするために入ったような人もいます。

指摘をしても理解してもらえず、振り回されるのを我慢するしかありませんでした。 

自分の意見を通す人 

活動にあまり参加していなくても、どうしても自分の意見を通したい人もいます。

画期的なアイデアであったり、大きな穴を指摘してくれるのなら感謝できますが、もうほとんど出来上がっているものに対して、どうしても直したいと言われても、困ってしまいます。

また、PTAはさまざまな人の意見を取り入れて進行する必要があります。個人的な意見に偏った運営は出来かねます。

例えば、「テスト期間にも部活をさせたい」という意見をゴリ押しされても、「部活よりも勉強が第一」というお母さんだっているわけで…。

PTAで見かけるありがたいタイプ

パソコンやスマホに強い人

みんなが嫌がるPTA仕事を少しでも楽にするには、文明の利器に頼るのが近道。

書類作成はパソコンにしたり、打ち合わせもLINEにすればかなり楽になります。カメラの扱いも、慣れていなくても勉強してマスターしてくれる人は助かります。

その裏で、パソコンができても「全然できない」と言ってみたり、「家にパソコンがないのでできません」と押し切る人も必ずいるものです。

 

また、パソコンやカメラに弱い人たちは、それにかかる経費にも無理解です。インクリボンや紙代、USBメモリやHDD、パソコンソフトなどに関わる経費を少しは請求しようと思っても、機械に弱い人が多いとなかなか理解も得にくいです。

情報通な人

普段からお母さん同士のランチや習い事などで、びっくりするほど地域や子どもたちの情報に詳しいお母さんもたくさんいます。

情報通はPTAに向いていそうですが、私の周りを見ていると、そういう人ほどPTAや学校ボランティアの仕事はしていない場合も多いです。情報通なのを活かしてPTA選出から逃げ切って、自由に楽しく暮らしたいのかな。

情報通なお母さんがPTAのメンバーになってくれると、普通のお母さんが気づいてもいないかった視点の指摘ももらえるし、前年との変更も周りの了解を得やすいです。

逆に、敵に回すと大変なことになるかも。

元ヤンや自由人

会議の約束をしても忘れてしまったり、もともときちんと暮らす習慣のないお母さんも少なからず存在します。

PTAのほかのメンバーはみんな不快に思って、冷たい視線を送ったり陰で非難しますが、私は逆に救われることも多かったです。

意見を求めても、ほとんどの人たちは「右に同じ」ばかりですが、元ヤンのお母さんは企画運営者としてではなく通りすがりの視点で、目から鱗な意見や行動をしてくれることが多く、ついつい教科書通りに動いてしまう私には、刺激になりました。

飲み込みの早い人 

特に意見も出さないし、目立った行動はしないのだけど、頼んだら頼んだ以上の結果をくれる人もたまにいます。

PTAってお子さんが優秀な家のお母さんが前面に立ちがちですが、こういう「お子さんは普段は目立たないけれどお母さんは実は有能」という人たちが陰に隠れていることを気づかされることもあります。

性格が優しい人 

PTAはいろいろと水面下での修羅場も多いので、自分の利益ばかりを主張しない優しい人がいると、とても癒されます。

仕事ができなくても、うっかりしていても、優しい人はありがたい。後ろから銃で撃ってくるようなお母さんたちが入り乱れる組織の中で、存在するだけで救われます。 

配偶者や家族の協力

PTAの活動が忙しくなると、家事や子どもの世話にも支障が出てくることもあります。子どもたちが自立しているか、配偶者が協力してくれるかが重要です。

 

子どもがお母さんのスケジュール通りに動き、お母さんなしでは専属運転手がいなくて、塾にも、遊びにすら行けない子もあります。父子が着替えもできない家も。 

お母さんが引きこもりなのか、お父さんに丸投げで、そのお父さんも長時間労働でほとんど連絡がつかないところも何軒かありました。

逆に、家事や育児のサポートだけでなく、カメラやパソコンが苦手なお母さんにお父さんがナイスサポートをしてくれた家もありました。

 

表彰式の後にひさしぶりに会った学生時代の友人にも言われました。

「あなたがこうやって好き勝手出来るのはご主人の包容力が大きいからよ、きっと。今日東京に来て夜遅くまで飲んでいるのだってね」

その通りだと思います(^^;) 

おしまいに

今回は、貴族的でも何でもない私が、馬車馬のように働いたことを評価してもらう機会を得られて、本当にありがたく思います。 

快く協力してくださった先生や保護者、巻き込んでしまった大勢の子どもたちや地域の皆さんの支えがあっての受賞だと思います。どちらかといえば、働き渋るPTAの仲間よりも、こうした人たちのおかげかもしれません(^^;)

 

やる気のない人たちに振り向いてもらうのは、本当に大変でした。正攻法で命令するのではなく、おだてたり個人的な相談に乗ったり…。PTAの仕事よりも、そちらの方が手がかかりました。何度教えても覚えてもらえなくても、約束の時間に遅刻されても、本題とは関係ないおしゃべりが続いても、怒らずにっこり…。

PTAは本人の誠意や良心に頼った活動で、職場のように評定や給料で動機付けすることもできなくて大変でした。

 

学生時代ですら徹夜をしたことのなかった私が、何度も徹夜をして、急性胃炎で救急に駆け込んだり、自律神経がおかしくなったり。

 

PTAなんか、できれば小中高と逃げ切って、もし役に就いてしまったら適当に流してしまうのがスマートな生き方なのかもしれません。

でも、それではせっかく授かった子どもたちのとの生活の幅が広がらないような気がします。

 

自己満足の受賞でしたが、こんな風に苦労が報われることは、これからの人生でもそうはないと思います。 

 

 

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