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虫はともだち

虫の絵本や図鑑の紹介、写真撮影など、いろいろ…

冬の虫探し カマキリの卵探しに行こう

寒くなると虫の数も減ってきますが、今ぐらいの時期になるとカマキリの卵を探すのも楽しいです。

カマキリたちの成虫が見られるのはだいたい10~11月まで(本州の太平洋側)。10月はカマキリの産卵。その後は卵しょう探しの季節です。

子どもが小さいころ、幼稚園の帰りに、みんなで「カマたま探し」に野原で寄り道したのも楽しい思い出です。徒歩で小一時間かかる登園路を、カブクワの季節が過ぎてからもいかに楽しく盛り上げるか、親としてもいろいろ考えました(^^;)

セイタカアワダチソウのオオカマキリ

↑ セイタカアワダチソウで待ち伏せ中のオオカマキリ

オオカマキリ

大きくて迫力があるので、子どもたちの一番人気(←カマキリの中では)でした。セイタカアワダチソウやハギの花の茂みを探すと、かなりの確率で見つかります。

 

↓ オオムラサキツツジの茂みで産卵中のオオカマキリ。生みたてはふわふわですが、しばらくすると固まります。 

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↓ 交尾中のオオカマキリ。茶色い個体と緑の個体があります。

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↓ 鎌のつけ根がオレンジ色でなければオオカマキリ。鮮やかなオレンジならチョウセンカマキリ。

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↓ 卵は、草はらの茂みを探すと見つかります。センダングサの茎に二つ産みつけられた卵。条件のいい場所(エサになる虫が多いところ)には、たくさん卵が見つかります。センダングサには吸蜜にいろんな虫が集まります。

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↓ 草の少ない場所だと、木の枝にも卵を産みつけます。緑地公園の広場にあるキョウチクトウの枝にあった卵。

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ハラビロカマキリ 

草はらに多いオオカマキリと違って、ハラビロカマキリは常緑樹の枝先や建物でよく見かけます。

 

↓ マテバシイの枝先で、ジョロウグモの網にかかった獲物を横取り中のハラビロカマキリマテバシイの枝にはハラビロカマキリの卵をよく見かけます。常緑樹の枝を好んでいるのではないかと思います。

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↓ ハギの花に隠れて、蜜を吸いにやってくる虫を待ち伏せしているハラビロカマキリハラビロカマキリは緑の個体が多いのですが、たまに褐色の個体も見かけます。

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↓ サザンカの枝先にあったハラビロカマキリの卵。

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↓ マサキの枝先にあったカマキリの卵。上と下がハラビロカマキリで、真ん中がオオカマキリの卵。このマサキは毎年ミノウスバの幼虫が大量発生するので、エサには事欠かない場所です。

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↓ 公園の柵にあったハラビロカマキリの卵。雑木林の中の街路灯の下なので、獲物が多そうな場所です。複数産みつけられた写真が続きますが、普通はひとつづつ見かけることの方が多いです。

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↓ 田んぼ横の作業小屋にあったハラビロカマキリの卵。ハラビロカマキリの卵は、一般民家の壁についているのもよく見かけます。

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コカマキリ

コカマキリは草むらなどの低い場所でよく見かけます。褐色のものが多いのですが、緑のものも見かけます。

 

↓ 田んぼでイナゴを捕食中のコカマキリ。お腹が大きいので産卵直前です。 

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↓ 街路樹の上にいたコカマキリ。こんな風に目立つところにいることもありますが、草むらの地面近くにいることの方が多い気がします。かき分けないと見つけにくい虫ですね。

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↓ 草はらの中のフェンスのくぼみに産み付けられたコカマキリの卵。小さいので見つけるのは大変です。私が今まで見つけたのは、こういうフェンスやブロック塀のくぼみばかり。枯れ木や枯れ葉にも産みつけるそうです。

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チョウセンカマキリ 

オオカマキリに似ていて、草はらならどこにでもいるようなことを図鑑には書いてあるのですが、私は今まで成虫を見つけたことは数回しかありません。私が見つけるのは、今までは全部田んぼ沿い。

 

↓ 稲穂を鳥から守るための網にぶら下がっていたチョウセンカマキリ。鎌のつけ根がオレンジ色なんですが、この写真ではわかりにくいですね。

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↓ 田んぼの脇の木(樹種不明)に産みつけられたチョウセンカマキリの卵。

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↓ 同じ田んぼ沿いのオオアレチノギクにあったチョウセンカマキリの卵。チョウセンカマキリの卵は、卵の下ににょろっと余分なものがついていますね。f:id:mushitomo:20161106181448j:plain

 

↓ 別の田んぼの脇の松にあったチョウセンカマキリの卵。痛そう。

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↓ 市民農園の支柱にかけてあった軍手に…。

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↓ 田んぼ脇にあった三連の卵。ここはカマキリにとって環境がいいのか、近くに別のチョウセンカマキリの卵もありました。

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お持ち帰りして観察

保管場所は寒いところ 

卵しょうを持ち帰って保管しておくと、春になるとカマキリの子どもたちがぞろぞろと行列を作って生まれ出てきます。部屋の中に置いておくと、春が来たと勘違いして冬のうちに生まれてしまうので、気温の低い場所(できれば屋外)に置いてください。

寄生や捕食も… 

生まれる瞬間は、図鑑などではかわいいカマキリが行列してロマンチックな写真が多いのですが、現実には、卵に寄生していた虫が出てきたり、生まれたてのカマキリを捕食したり寄生したりするために、修羅場が待っていることも多いです。

でも、自然界では寄生や捕食は当たり前のこと。目を背けずに最後まで観察することをおすすめしたいです。

 

↓ 卵しょうから出てきたオオカマキリの幼虫たち。(5月26日16時40分撮影)

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↓ なかなか幼虫が出てこないハラビロカマキリの卵しょう。よく見たら、カマキリタマゴカツオブシムシの幼虫が…。カマキリの卵に寄生する甲虫です。(6月6日撮影)

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サザンカハラビロカマキリの卵しょうから幼虫が出始めたところ。(6月15日16時38分撮影)

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上の卵しょうに、出たばかりのカマキリを狙ってアミメアリが集まり始めました。赤い丸は寄生バエでしょうか。生まれたてのカマキリに卵を産みつけに来たようです。(同日16時41分撮影)

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おしまいに  

よく見かける4種について、まとめてみました。ほかにもいろんなカマキリがいます。探してみてくださいね。

 

カマキリの成虫が一番よくみられるのは10月なので、もう少し早く記事を作るべきでした。来年の観察にお役立てください(^^;) 

 

カマキリの本を集めてみました。絵本は生態に則した内容のものをピックアップ。

世界のカマキリ観察図鑑

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かまきりのかまくん (かわいいむしのえほん)

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カマキリくん

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かまきりと しましまあおむし

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