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虫はともだち

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ダイビングで遭遇した危険な体験(3)洞窟ダイビングでトラウマ

ダイビングの昔話、第3弾。まだまだ続きます(^^;) 

今回は、海外での洞窟ダイビングとその後のお話です。

なんだか、昔のダイビングのことをいろいろ思い出していると、楽しくなってきました(^^;)

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洞窟ダイビングでの出来事 

長い長い横穴 

今は治安が悪くて行けなくなってしまったようですが、ボルネオのシパダン島には大きな横穴の洞窟がありました。

ガイドさんについていっただけなので、どんな構造なのかわかりませんが、奥まで長く続く洞窟でした。洞窟の中に小一時間入っていた記憶があります。

当時のシパダンのダイビングは、ダイビングコンピュータが許す限り、めいっぱい潜るのが普通でした。一日に4本は当たり前。もっと潜っていた人もいました。今は島内の宿泊施設は自然保護のために閉鎖されています。

洞窟ダイビングでも、縦穴の場合は日の光が入りますが、横穴は真っ暗です。普段のナイトダイビングよりも真っ暗な世界。自分や仲間のライトだけが頼りです。

複雑な横穴なので、私たちが行った後、死亡事故が起きたそうです。今となっては、「よくあんなところに入ったなあ」と思います。

感覚が狂う 

私は2灯で潜りましたが、しばらく進むと、真っ暗過ぎて、上下の感覚もよくわからなくなってきました。

奥に進むと、洞窟の中で迷子になって死んでしまったと思われるウミガメの骨が残っていたり、なんとも不気味な雰囲気…。

自分自身に落ち着くように言い聞かせて、自分としては全く平気なつもりでしたが、後で陸に上がってみたら、私の水中での行動はちょっと変だったそうです。

理由はわからないですが、浮上しかけてしまって天井に頭をぶつけたのを覚えています。やっぱり、おかしかったのかも。

みんながあまりからかうので、ちょっと気分を害していた私でしたが…。

 

それ以前に、縦穴の洞窟ダイビングも、ナイトダイビングの経験もありました。普段は中性浮力(バランスを取って浮き続けること)も普通にとれていました。

横穴で真っ暗だったのと、潜水時間が長すぎたのがいけなかったのでしょうか…。

 

悪夢にうなされる毎日

大変だったのは潜った後。1本の洞窟ダイビングが、その後の私の生活に少なからぬ影響を残してしまいました。

その晩、恐ろしい夢を見て、ベッドで大暴れしてしまいました(^^;)

沈船ダイビングをしていて、沈船に閉じ込められる夢でした。一生懸命タンクを叩いて助けを呼んでいるのに誰も来てくれない。エアもなくなりそうなので、必死にタンクを叩き続ける夢。(ダイビングで緊急時に仲間を呼ぶときは、ナイフでタンクを叩きます)

 

ちなみに、私は沈船ダイビングはやったことがありません。沈船って、かなりの確率でその場所で乗組員とか兵隊の人が亡くなっているわけでしょ?

不謹慎だし、霊的な怖さもあって、とてもやる気にはなりません。

どうして洞窟ではなくて沈船の夢だったんでしょう? ダイビング雑誌の読み過ぎ?

 

同室の子に「大丈夫!?」と叩き起こされて、やっと正気に返りました。

真剣に叩き続けていたので、ベッドの枠と蚊帳が壊れました(^^;)

「こんな夢見ちゃった~」と笑い話にして、帰国の途に。

 

途中、飛行機の乗り換えの都合で泊まったホテルでも、全く同じ夢を見て、また同じ子に起こしてもらって、正気に…。彼女は看護婦さんだったせいか、おかしな私にも寛容でした。ありがとう…。

この時のホテルはちょっと高級なベッドだったので、私の馬鹿力でも破損しませんでした。

 

で、日本の自宅に帰ってきたわけですが…。

昼間は全然このことは忘れているんですが、しばらくの間、毎晩、「沈船に閉じ込められてナイフでタンクを叩く夢」を見ました。

一度は、ステレオのリモコンでガンガンとベッドを叩いたので、リモコンが壊れて使えなくなりました。 

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http://sora0922.blog57.fc2.com/

閉所恐怖症になったかも… 

あれ以来、暗くて狭いところに閉じ込められると、耐えられなくなってしまいました。大人なので一応平静を装っていますが、冷や汗が出ます。一刻も早く外に出たくて、我慢我慢。我慢できる程度なので、大したことはないのだとは思います。

 

あと、「海猿」のテレビや映画を見ると、クライマックスの水中シーンで、息苦しくて耐えられなくなります。「タイタニック」もだめでした。

海に沈んで苦しむ系の映像は苦手。大人なので、我慢して最後まで見ますし、もう夢には出てきませんが…。

 

ダイビングで直接事故が起きたわけではありませんが、やっかいなトラウマができてしまいました。 

どうしてダイビングをやめなかったか  

これで潜るのをやめたのかというと、そんなことは全くなくて、その後も熱心に海に通っていました。

その頃は、退社は毎日0時過ぎ、休みもめったに取れない職場で働いていました。女性にはアシスタントもつかないのに、成果はきっちり求められ、やりがいはありましたが、ストレスと責任が重くのしかかる毎日でした。

当時は「ブラック企業」なんて言葉もなくて、女が一人前にやるためには必死でした。

 

追いつめられていたから、死と隣り合わせぐらいの趣味でないと、ストレス発散にならなかったんだと思います。

 

今はストレスがないので、危険な趣味もなく、安穏と暮らしています(^^;)  

シパダン島はこんなところ  

ちなみに、ボルネオのシパダン島はこんなところです。すばらしい動画を見つけました。↓

バラクーダがとぐろを巻く青い海、思い出の中のそのままで、涙が出そうです。

シパダンでは、この動画のような光景が毎回何度も見られました。開発初期だったので入島制限もなく、島に泊まってダイビング三昧。本当に贅沢な日々でした。

 

不気味な話ばかり書いてきましたが、洞窟はほんの一部で、シパダンは世界屈指のダイビングの楽園です。

www.youtube.com

 

問題の洞窟の動画はこちら。ダブルタンクで私の時よりも長く潜っています。実際に潜ると、もっと漆黒の暗闇です。

www.youtube.com

 

 シパダンの洞窟についてのブログも見つけました。

boruneonosensuihu.blog.fc2.com

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