『ありんこぐんだん わはははははは』 お砂糖追いかけ宇宙まで!
砂糖に集まるアリたちのお話です。どこまでもどこまでも追いかけてくるのが笑えます。
あらすじは…
こぼれたお砂糖に、どこからともなくやってくるアリたち。
ぞろぞろぞろぞろ、わはははは。
野を超え、山越え、丘を越え、どこからともなくやってくるありんこぐんだん。
ジャングルジムのてっぺんも、お風呂の中も押入れも。無人島にだってやってくる。
宇宙飛行士になって、おやつのじかんにお菓子をぽろっと落としたら…。
お砂糖すっかりかき集め、頭の上に担いだら、お砂糖探して去っていく。
わははははははは…。 というお話です。
武田美穂さんの元気いっぱいなイラストが楽しい絵本です。
わははははははという笑い声が何度も繰り返されるので、全体としては「アリが怖い」というよりもお笑いの要素が強いです。この絵本で、お菓子をこぼす子が減るといいですね。
個人的には…、
野外でアリを見ていると、甘党よりも肉食系のアリの貪欲さが目につきます。虫の死骸なんかが落ちていても、あっという間にアリたちが分解して持ち去ります。やっぱりアリは怖いかも…。
武田さんのインタビュー記事はこちら。
◇ ◇ ◇
武田さんはたくさんの絵本や挿絵を描いていらっしゃいますが、わが家の子がよく読んでいたのは、ますだくんのシリーズです。1年生になって、初めての学校生活に緊張していた上の子が楽しんで読んでいました。
食べ物シリーズも面白いです。人間ではなく食べ物が主役です。