『かけるかな?むしムシ昆虫』 虫のお絵かきを楽しむ本
小さい子向けのかわいいだけの絵本と思いきや、実は、虫たちのイラストの描き方を見せることで、「むし」の中でも、昆虫と昆虫以外のの違いを教えてくれる絵本です。
あらすじは…。
身近な森にいるいろんな生き物たちの中で、「むし」と呼んでいるものの絵を描いていきます。
ナメクジ、ムカデとミミズ、クモとダニ。脚がいっぱいあったり、全然なかったり。頭・胸・腹の区別がなかったり。
つぎは、○○ムシといわれる虫たち。でんでんむし、ダンゴムシ、ザトウムシ、フナムシ。脚は何本あったかな?
昆虫は、頭・胸・腹の3つに分かれた体と6本の脚が特徴です。昼の昆虫たち、夜の昆虫たちを、頭→胸と腹→脚と翅の順番に書いてみよう。
「むし」と「昆虫」ちがい、わかったかな? という内容です。
うーん!
この本、ただのかわいい絵本だとあなどっていました。かわいいくせに、ためにもなる絵本です。
ナメクジとかクモやダニとか、虫が嫌いな人には「ギョギョ!」とくる虫たちも、やわらかいパステル調でかわいらしいイラストなので、全く不気味な感じはありません。
子どもたちが虫の絵を描く時の、いいお手本にもなります。
小さい子にも、小学生にも、虫嫌いにも、お勧めできる虫絵本です。
つっこみどころ…(^^;)
「クモはめだまが2つ」と書かれていますが、私が知っている限りでは、8つ目玉があるクモが多いように思います。
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