虫はともだち

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『じゅえきレストラン』 カブクワの集まる樹液酒場の写真絵本

 クヌギの木の樹液に集まる虫たちを紹介する写真絵本です。

じゅえきレストラン (ふしぎいっぱい写真絵本)

じゅえきレストラン (ふしぎいっぱい写真絵本)

 

 手書き風の文字で、テレビのナレーションのような口調でお話が進みます。

ページをめくると、樹液レストランに来たお客さんが次々と大写しの大迫力で現れます。

あらすじは…、

ミヤマクワガタから始まって、樹液が出てくる理由、いろんな木に樹液レストランがあることが説明されます。

お客さんは、蝶、カブトムシ、スズメバチなど、樹液を飲みに来る虫だけではなくて、虫を食べにやってくるヒキガエルやカマキリ、オオゲジ、アシダカグモも。
 
樹液レストランは、食事だけではなく、虫たちが結婚する場所でもあります。

意外なお客さんとしては、ヘビトンボやコロギス、トビイロケアリたちも。

シロスジカミキリは、木の幹をかじって、また樹液レストランができるのです。


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夜間に樹液にカブト・クワガタを取りに行くと、実際に、こういうお客さんたちがひしめき合っています。

カブクワにしか興味のない子どもたちには、あんまり記憶に残らない虫たちですが、こうして並べられると、生態系のつながりを感じます。

 

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樹液に集まる虫の本、探してみました。

樹液をめぐる昆虫たち (わたしの昆虫記)

樹液をめぐる昆虫たち (わたしの昆虫記)

 

 子どもたちとカブクワを取りに行き始めると、樹液が出ている木が、一番の関心事になります。同じクヌギやコナラでも、樹液が出る木と出ない木があります。

樹液を出しているのは、シロスジカミキリだけじゃない。樹液が出る原因として、ボクトウガの幼虫にスポットライトを当てた本です。実際に、毎年樹液が出る木を見ていると、たしかに樹皮の裏にボクトウガの幼虫が隠れています。

お母さんが読んで、子どもの疑問に答えては? 子どもが読むなら、小学生高学年から。

 

樹液に集まる昆虫ハンドブック

樹液に集まる昆虫ハンドブック

 

 

 

 カブクワを、自分でとってきて飼育するための詳細なマニュアル本です。

 

 

 なぜ喧嘩するのか、強いのはどれ? カブクワを、“戦い“にこだわって書いた本です。

 

 

mushitomo.hatenablog.com