『カブクワれっしゃ』 似ている本を発見
「カブクワれっしゃ」はパステル調のかわいらしい絵で描かれた虫たちのお話です。
カブトムシがひっぱり、クワガタが押す、カブクワ列車が走ります。いろんな虫たちを乗せて、木を登ったり、空を飛んだり。カラスに襲われるピンチもあります。
虫が苦手な人にも人間の顔をした虫たちの絵がかわいらしく、楽しめると思います。
■■つっこみどころ
「いもむしれっしゃ」(にしはらみのり著)に内容が似ているような気もします。「いもむしれっしゃ」は2007年7月、「カブクワれっしゃ」は2012年6月に初版出版。
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同じタツトミカオさんの絵本に、「どすこい!むしずもう」「むしっこサーカス」があります。
■■つっこみどころ
「むしプロ」(山本孝)や「むしたちのサーカス」(得田之久・久住卓也)に内容が似ているかも。大人の私としてはちょっと戸惑いました。
気になったので、似た者同士で、初版の時期を見比べてみました。
「むしプロ」は2006年6月、「どすこい!むしずもう」は2008年7月で、「むしプロ」が先。
「むしたちのサーカス」は2012年10月、「むしっこサーカス」は2010年5月で、「むしっこサーカス」が先、という結果。
ちょっと、ほっとしました(^^)
真似をしているわけではない?
もしも真似だったら、すでに著作権侵害で問題になっていますね。
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2001年に「むしたちのうんどうかい」が出版されてから、いろんな虫たちが出てきてお祭り騒ぎをする内容の絵本が増えました。
当時はたくさんのかわいい虫たちの楽しいお話が斬新で、近所の男の子もみんな「むしたちのうんどうかい」が大好きでした。
子どもたちも喜ぶし、売れ筋になるので、需要も多いのでしょう…。それ以来、いろんな出版社から似たような内容の本がどんどん出版されています。
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「アリ王国~アリマス国とアリマセン国」は、タツトミカオさんと鬼頭隆さんの共著です。アリの王国同士の戦いの物語。こちらは、縦書きの、ちょっと長いお話です。