虫はともだち

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淡々と読めない読み聞かせ

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私は、小学校の読み聞かせで、科学絵本をよく利用します。科学絵本などの説明絵本を、読み聞かせで使うと、よくチャチャや質問の声も上がります。

読み聞かせでは「淡々と読む」のが決まりだと思いますが、説明絵本を淡々と読むのは難しい場合もあります。

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私は、ルール違反ですが、けっこう余分なことも話しています。

たとえば、「クモはお尻から糸を出します」と読むと、「えー、スパイダーマンは手だよ」「口からじゃないの」なんて声も。

そんな時は、「うん、本当は口から糸を出すクモも一種類だけいるんだよ、ユカタヤマシログモ。お尻から出した糸を手にひっかけて相手に投げるクモはいるけど。」なんて、よけいな返事もしています。

ヤママユのまゆの話で「蛾、気持ち悪いー」なんていう子もいますが、「これは最高級の絹糸がとれるんだよ」と返したり。

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お話絵本とはまた違うので、子どもを抑え込まずに、こういうやり取りは大事にしていきたいと思っています。そのためにも、その虫について下調べはしていきます。知識や飼育経験のない虫の本は読みません。

 

ご近所にいる虫や鳥の本に限定しているので、「うちの庭にいたよ」「飼ってるよ」の合いの手も入ります。

読み聞かせの諸先輩に「だめよ~、そんなやり方は~」と、やんわり叱られたこともありました。

 

私が読み聞かせに行っている小学校は、読み聞かせが1週間か2週間、毎朝続く時があります。読み聞かせに退屈している男の子向けに、こんなおばさんがいてもいいのでは?