エリック・カールの虫の本
エリック・カールの本は、本屋さんの絵本コーナーの一番いい位置に置いてあることが多いので、子育て中のお母さんはどなたもご存じかだと思います。
ただ、この作家さんの本は仕掛け絵本が多く、本屋さんでは破れ防止のためにビニールをかけて試し読みできないところも…。
こういう有名な絵本は、YouTubeで読み聞かせを披露されている方が多く、「題名→動画」で検索すると、最後までページをめくりながら音読されているのがいろいろ見つかります。試し読みの代わりにいかがですか?
エリック・カールさんの絵本の中で、虫が主役なのは、
はらぺこあおむし、
ごきげんななめのてんとうむし、
だんまりこうろぎ、
くもさんおへんじどうしたの、
パッチン!とんでコメツキくん、
さびしがりやのほたる、です。
さびしがりやのほたるは品切れのようですから、図書館で…。
----------------------------------------
カラフルで単純な絵、繰り返しが多いので、赤ちゃんの時期から楽しめる絵本です。
気になったところを、ちょっと…。
「ごきげんななめのてんとうむし」は、ページの幅がだんだん広くなっていく仕掛け。
てんとうむしの相手が小さいうちは細いページ、相手が大きくなるにつれてページの幅が広くなります。同じようなセリフの繰り返しですが、この仕掛けのおかげで、聞く方の期待がだんだん膨らんでいきます。
「くもさんおへんじどうしたの」は、クモが網を張るところに、次々にいろんな生き物が声をかけに来ます。次はなにが出てくるかという期待と、クモの網がどんどん出来上がっていく楽しみが、両方味わえるのがおもしろいです。
コメツキやコオロギのお話は、まだ幼稚園前の子がコメツキやコオロギの現物を知っているのか、気になります。現物を一緒に捕まえに行って、どんな虫なのかを見せて読むと、理解が深まるかも…。
----------------------------------------
ちょっと前に、公園で、保育園児のお散歩に出くわしました。
すぐそばの茂みにコメツキがいたので、「コメツキ見つけましたよ。パッチンしてみますか?」と保育士さんの女性に渡そうとしたら、女性の顔がちょっとゆがみました。不審者と思われたかな?
少し離れた場所にいた男性の保育士さんが、それに気がついて歩み寄ってこられ、「ほ~、コメツキですか。いただいてもいいのですか?」「パッチンする虫ですね~」という話になりました。
保育士さんなら、有名な絵本に出てくる虫は、名前ぐらいは知っておいてほしいかも。
----------------------------------------
- 作者: エリック=カール,もりひさし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2010/08/23
- メディア: ハードカバー
- 購入: 18人 クリック: 663回
- この商品を含むブログ (245件) を見る
パッチン!とんでコメツキくん 音のでる本 (エリック・カールの絵本)
- 作者: エリックカール,Eric Carle,くどうなおこ
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 大型本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
エリック・カールの絵本は、セット販売もしているようです。誕生のお祝いや1歳のお誕生日プレゼントなんかにちょうどいいかもしれませんね。
さらに、いろんなグッズやおもちゃも出ています。
エリック・カールさんはアメリカの方なので、英語バージョンの絵本も出ていて、英語始めにも …。