虫はともだち

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『やなぎむらのおなはし』シリーズ

 福音館書店の月刊誌「こどものとも」で発行された絵本です。

サラダとまほうのおみせ―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)


全部で9巻ありますが、傑作集としてハードカバー版で発行されているのは8巻です。

やなぎむらのバッタのトビハネさんとカタツムリのキララさんとくものセカセカさんとアリのせっせかぞくの冒険のお話に始まって、ホタルがつくるホテルのお話や台風、竹やぶなど、本ごとに舞台やテーマが変わるお話です。
虫たちや野原の様子が、色鉛筆と水彩で、細かいところまでていねいに描かれています。

作者のカズコ・G・ストーンさんは、東京生まれ東京育ちの方で、現在はアメリカ在住。「虫が大好きな女の子」だったそうで、このシリーズは、女の子も男の子も楽しめるメルヘンの世界です。

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ていねいにゆっくり進んでいくお話と細かくてかわいらしい絵。大人がお話を読んでいる間に、子どもが絵をじっくりと見て楽しめます。絵の中にお話の答えが潜んでいたりして、それを探すのも楽しみです。

集団の読み聞かせよりも、親子で1対1または1対2で、じっくりと時間をかけて楽しむ絵本では?

わが家は、下の子が幼稚園の頃にこのシリーズにはまって、8冊もあります。
幼稚園だった子は親子で楽しみましたが、当時小学生だった上の子は、自分で読んでいたようです。

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こどものとも傑作集(ハードカバー版)が出ているのは8冊。( )の中はお話の季節です。
サラダとまほうのおみせ(春)
ほたるホテル(夏)
きんいろあらし(秋)
ふわふわふとん(冬)
しげみむらおいしいむら(春)
しのだけむらのやぶがっこう(夏)
みずくさむらとみずべむら(夏)
くぬぎむらのレストラン(夏)

↓ハードカバー版がない本
くさむらむらのおつきみまつり(秋)

※ご参考:福音館書店のホームページ「やなぎむらのおはなし紹介」

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「くぬぎむらのレストラン」は、本を縦長に使った絵で、文字も縦書きになっています。縦長の絵でクヌギを書くことで、それまでの本とは違った世界観が出ています。ただ、現在は品切れ中のようです。

素敵なシリーズでしたが、だんだん廃刊になってしまうのかな? さびしいです。

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ちなみに、福音館書店こどものともこどものとも(年中向き)、こどものとも(年少版)は、本屋さんで定期購読ができます。

うちは、子どもたちが幼稚園の間は、幼稚園で定期購読。それ以前は書店で定期購読。幼稚園卒園以降は、書店で気に入った号だけ単品で購入していました。


※ご参考:福音館書店のホームページ「福音館の月刊誌のご案内」

 

サラダとまほうのおみせ―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

サラダとまほうのおみせ―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

 
ほたるホテル―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

ほたるホテル―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

 
きんいろあらし―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

きんいろあらし―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

 
ふわふわふとん―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

ふわふわふとん―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

 
しげみむら おいしいむら―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

しげみむら おいしいむら―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

 
しのだけむらのやぶがっこう―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

しのだけむらのやぶがっこう―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

 
みずくさむらとみずべむら―やなぎむらのおはなし(こどものとも絵本)

みずくさむらとみずべむら―やなぎむらのおはなし(こどものとも絵本)