虫はともだち

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『ぼくらのむしとり』

 「りんごの木」の代表であり、子育てについて著作や講演活動もされている柴田愛子さん作、伊藤秀男さん絵の絵本です。

ぼくらのむしとり (からだとこころのえほん)

ぼくらのむしとり (からだとこころのえほん)

 

 あそび島の4人が、虫とりに出かけます。
カマキリが出てきたり、コウガイビルが出てきたり、虫ならなんでも興味のある子どもたち。みんなでとったカブトムシを連れて帰ります。

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最後に、これはぼくたち4人でとったカブトだから4にんのものだ、というセリフがあります。

今どきは、カブトムシ探しは、お父さんと一緒に行く子が多いのでは? 子ども同士で、喧嘩したり協力したりしながら虫とりをするのって、楽しいし貴重な体験だと思います。

子ども同士で出かけると、だいたい「これはぼくの虫」「ぼくが先に見つけた」というもめ事が始まります。この絵本の最後のセリフは、そういうもめ事を何度も乗り越えて、「みんなの虫」と認識できるようになった絆の強さを感じます。

大人が絡んでしまうと、「誰の虫にするか、じゃんけんしたら?」とか「1匹ずつ分けなさい」なんて、声をかけてしまいますが、子どもたちだけで解決できるのって、素敵だし、社会勉強になると思うのです。

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不審者がいるとか、習い事が多いなどで、こうした子ども同士の探検が減っているような気がします。この絵本をきっかけに、近所の友だちといっぱい探検に出かけてほしいと思います。

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↓同じ作者の絵本がたくさん出ています。
どれも、子どもの微妙な心の動きをうまく表していて、引き込まれてしまう内容です。
子どもは「わかるわかる」と思って読んだり聞いたりするだと思いますが、親にとっても、子どもの気持ちに気づかせてもらえる絵本だと思います。

けんかのきもち (からだとこころのえほん)

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ぼくはいかない (からだとこころのえほん)

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ぜっこう (からだとこころのえほん)

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