石鹸で洗濯していると香害に弱くなるのか
新年初めての投稿です。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます(^^;)
わが家は上の子が赤ちゃん時代にアトピー性皮膚炎になって以来、ずっと洗濯は石鹸でやっています。
石鹸で洗うのはいろいろと手間もお金もかかるので、止めて合成洗剤にしたくなることもありましたが、忘れたころに家族の誰かが皮膚炎になったりして、結局これからも続けていくのかなと思っています。
今回は、子どもたちも大きくなって、石鹸生活が今までのように単純には行かなくなってきた…というお話です。
合成洗剤で洗濯をされている方からすると、あほらしい悩みかもしれませんが、こういう悩みを持つ人、ほかにもいないのかな…。
合成洗剤の香料に耐えられない
私だけの個人的な感覚なのかと思っていたのですが、石鹸で洗濯して、石鹸で体と髪と食器を洗う生活をしていると、外に出た時に合成洗剤の臭いに耐えられなくなることがあります。無香料の生活をしていると、香料に過敏になってしまうようです。
家族に聞いてみたら、程度の差はありますが、それぞれ合成洗剤の臭いには違和感を感じているようです。
彼女が合成洗剤派だったら?
変な言い方ですが、男子が成長して彼女ができたら、彼女さんの髪の香りに胸が躍るような大人になるのが普通だと思うのですが…。
わが子たちはそういう話はほとんどしないので、実際のところはどうなのかわかりませんが、先日ひとりが女の子からリンスをもらってきました。
天然パーマの彼のクルクル髪がサラサラになるだろうと善意のプレゼントだったと思いますが、これがごく普通のリンス。合成の香料たっぷりのいい匂いのリンスです。
本人は今までせっけんシャンプーだけで洗髪を終わらせていてリンスを使ったことがなかったので(←めんどくさがり)、喜んで新しいリンスで髪を洗ってきましたが、私がその香料にどうにも息苦しくなってしまい、同じ部屋にいられなくなってしまいました。
本人も香料が気になったようで、結局もう少しナチュラルなリンスを買って来ることで落ち着きました。
↓ 買ってきたのはこれ。ハーブの香料がついていますが、これは気になりませんでした。
リンスをくれた子には悪いことをしましたが、あのリンスを使うことはもうないと思います。ごめんなさい。
古本が臭い
時々ヤフオクやメルカリなどで古本を買うことがあります。
通信教育のテキスト1年分とか、学校販売限定の参考書とか、中古市場でなければ手に入らないようなものもいろいろあります。
その中に、合成洗剤の臭いがしっかりと染みついているものが時々あります。買ったもの全部が気になるわけではないので、おそらく柔軟剤なんかを多めに使うお宅のお子さんが手に取ったものが気になるのではないかと思います。
ヤフオクやメルカリでは、「たばことかペットの臭い」については商品説明に明記されているものも見かけますし、クレームをつけているコメントも見かけます。
でも、「合成洗剤の香料が臭いです」というクレームや、ましてや「わが家は柔軟剤をたくさん使っています」なんていう注意書きは見たことがありません。
よその皆さまは合成洗剤の香料は気にならないのかな…。
ブックオフでも本を買うことがありますが、あそこで合成洗剤の臭いが気になったことはありません。独特のブックオフの臭いがついているのは気になりますが、あれは何かの薬剤の臭いなのでしょうか。あれで合成洗剤の臭いも消されているのかな?
化学物質過敏症なのか?
化学物質過敏症になるといろんなものに過敏になるそうですが、これは添加物や合成の薬剤の摂取が許容量を超えてしまった人が発症する病気のはず。
わが家は、どちらかといえば添加物や農薬などはほかの家庭よりは少ない量の被ばくで来たはずです。
洗剤は気をつけていたし、一時は自分たちで有機農業をやったり、その後も低農薬野菜を購入したり。新築住宅に入居した時も、ホルマリン濃度には気をつけて、寒くても年中換気していました。
なのに、ほかの家庭の人たちよりも敏感になってしまったのはどうしてなんでしょうか。
健康に気をつけて生活していたら、かえって虚弱になってしまった感じ。
「石鹸は無害」とか「石鹸は環境にいい」というのは正論だと思うし、石鹸は合成洗剤より洗浄力は強いと思いますが、こんなに香害に弱い子どもたちに育ててしまって。今さらですが、親としてちょっと自信をなくしています。
子どもたちが独立したら
石鹸洗濯は面倒
とりあえず石鹸で洗濯をしていれば、合成洗剤の臭いで息苦しくなったり頭が痛くなることもないので、子どもたちが独立しても自分たちで石鹸洗濯をすればよさそうなものですが…。
石鹸で洗濯するのは、実は結構面倒です。
石鹸の溶け残り対策
粉石鹸だと、実際のところ水道水には溶けません。溶け残りが洗濯物に残ります。
めんどくさがって冷たい水で洗うと、石鹸がしっかり溶けずに、黒い服には白い粉が残るし、白いタオルも干した後しばらく置いておくと、石鹸が劣化したようないやな臭いがし始めます。私も使い始めは、洗濯物が臭くなるのに苦労しました。
出来るだけ溶け残りを出さないために、私は洗いは温水(42度)を使って、すすぎも4回もやっています(^^;)
ボールに熱いお湯と粉石鹸を入れて、泡だて器で攪拌したものを洗濯機に入れるとか、すすぎも温水でやるという話も聞きますし、石鹸を溶けやすくするために軟水器(水道水の硬度を下げるもの)を購入するという話も聞きます。
世間一般の石鹸洗濯の説明には石鹸で洗うのはそんなに難しいことではないように書かれていますが、本音の多数決を採ったらどうなるのでしょうか。実は苦労している人は多そうです。
価格も、石鹸は合成洗剤と比べるとずいぶん割高なので、よほど事情がある人でない限り、石鹸生活を続けるのは難しいのかもしれません。
洗濯機も選ぶ
石鹸で洗濯しようとすると、洗濯機もどれでもいいというわけにはいかないような気がしています。
私は、溶け残りを減らすために、洗濯中に手を突っ込んで衣類を攪拌することもあるので、ドラム式を選ぼうとは思えないです。
縦型は穴ありの洗濯槽が普通ですが、石鹸を使っているとカビが生えやすいので、シャープの穴なし洗濯槽のものに変えてからは、洗濯槽をクリーニングする手間が省けました。ただ、穴がないと脱水力が弱いので、脱水を2回やっています。(最近のものは改良されたのかもしれませんが)
さらに言うと、合成洗剤で洗濯している洗濯機で洗うと、石鹸で洗濯しても合成洗剤の臭いが残ります。里帰り中に実家の洗濯機が合成洗剤の臭いがする穴あり洗濯槽だったので、全部手洗いして脱水だけを洗濯機でやっていました。
おしまいに
普通の主婦の方と比べると、洗濯に無駄に手間をかけているわが家です(^^;)
1回洗濯機を回すのに1時間以上かかっています。
今まではこのやり方でも私が面倒なだけで、誰かに迷惑はかかりませんでしたが、今後子どもたちが独立したら、どんな洗濯方法を選ぶのでしょうか。
私の時代はバストイレつきの下宿生は少数派で、洗濯はみんなコインランドリーや銭湯でやっていましたが、今の下宿生はバストイレつきが主流のようですね。贅沢だな…。
でも、洗濯機は自分で選べそうですね。
↓ この時点では、石鹸洗濯を勧める記事を書いていました。今も止めるつもりはありませんが…(^^;)